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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1021348/1022808.html |
出典情報 | 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第111回 1/12)《東京都》 |
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モニタリング項目
グラフ
⑤−1
1 月 12 日 第 111 回モニタリング会議のコメント
(1) 1 月 11 日時点の入院患者数は、前回の 4,271 人から 4,278 人となった。
(2) 1 月 11 日時点で、入院患者のうち酸素投与が必要な患者数は、前回の 473 人から 530 人に増加し、入院患者
に占める割合は前回の 11.1%から 12.4%となった。
(3) 今週新たに入院した患者数は、先週の 1,747 人から 1,749 人となった。また、入院率は 1.7%(1,749 人/今週
の新規陽性者数 104,586 人)であった。
(4) 都は、感染拡大の状況を踏まえ、軽症・中等症用の病床確保レベルをレベル 2(7,291 床)としており、1
月 11 日時点で、新型コロナウイルス感染症のために確保を要請した病床の使用率は、前回の 56.5%から
56.3%となった。また、即応病床数は 6,043 床、即応病床数に対する病床使用率は 70.8%となっている。
【コメント】
ア)入院患者数は、4,000 人を超える非常に高い水準で推移している。例年、冬期は緊急対応を要する脳卒中・心
筋梗塞などの救急受診が多く、各医療機関はコロナによる入院患者に加え、一般の救急受診や救急搬送への対
応にも追われている。医療提供体制がひっ迫し、厳しい状況が続いており、円滑な入院調整や、回復期支援病
院等への転院などを更に進めていく必要がある。
イ)流行入りした季節性インフルエンザの影響が高まってきている中、都は、東京都医師会等の協力のもと、発
熱外来を一層強化するとともに、
「東京都臨時オンライン発熱診療センター」を設置し、外来診療体制の強化を
図っている。
ウ)入院調整本部への調整依頼件数は、1 月 11 日時点で 276 件と高い値で推移している。高齢者や併存症を有
⑤ 入院患者数
する者など、入院調整が難航する事例も複数発生している。
⑤−2
1 月 11 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 34%を占め、次いで 70 代が約 21%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は、約 83%と高い値のまま推移している。高齢者の中には、介護
度の高い患者や重度の併存症を有する患者が含まれており、医療機関の負担の増加要因となっている。この状
況が⻑期化すれば、医療提供体制が更にひっ迫する可能性がある。
イ)都内においては、高齢者等医療支援型施設の増設や、酸素・医療提供ステーションにおける患者の受入対象
の拡大などにより、高齢者の療養体制を強化している。
-7-
グラフ
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1 月 12 日 第 111 回モニタリング会議のコメント
(1) 1 月 11 日時点の入院患者数は、前回の 4,271 人から 4,278 人となった。
(2) 1 月 11 日時点で、入院患者のうち酸素投与が必要な患者数は、前回の 473 人から 530 人に増加し、入院患者
に占める割合は前回の 11.1%から 12.4%となった。
(3) 今週新たに入院した患者数は、先週の 1,747 人から 1,749 人となった。また、入院率は 1.7%(1,749 人/今週
の新規陽性者数 104,586 人)であった。
(4) 都は、感染拡大の状況を踏まえ、軽症・中等症用の病床確保レベルをレベル 2(7,291 床)としており、1
月 11 日時点で、新型コロナウイルス感染症のために確保を要請した病床の使用率は、前回の 56.5%から
56.3%となった。また、即応病床数は 6,043 床、即応病床数に対する病床使用率は 70.8%となっている。
【コメント】
ア)入院患者数は、4,000 人を超える非常に高い水準で推移している。例年、冬期は緊急対応を要する脳卒中・心
筋梗塞などの救急受診が多く、各医療機関はコロナによる入院患者に加え、一般の救急受診や救急搬送への対
応にも追われている。医療提供体制がひっ迫し、厳しい状況が続いており、円滑な入院調整や、回復期支援病
院等への転院などを更に進めていく必要がある。
イ)流行入りした季節性インフルエンザの影響が高まってきている中、都は、東京都医師会等の協力のもと、発
熱外来を一層強化するとともに、
「東京都臨時オンライン発熱診療センター」を設置し、外来診療体制の強化を
図っている。
ウ)入院調整本部への調整依頼件数は、1 月 11 日時点で 276 件と高い値で推移している。高齢者や併存症を有
⑤ 入院患者数
する者など、入院調整が難航する事例も複数発生している。
⑤−2
1 月 11 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 34%を占め、次いで 70 代が約 21%で
あった。
【コメント】
ア)入院患者のうち 60 代以上の高齢者の割合は、約 83%と高い値のまま推移している。高齢者の中には、介護
度の高い患者や重度の併存症を有する患者が含まれており、医療機関の負担の増加要因となっている。この状
況が⻑期化すれば、医療提供体制が更にひっ迫する可能性がある。
イ)都内においては、高齢者等医療支援型施設の増設や、酸素・医療提供ステーションにおける患者の受入対象
の拡大などにより、高齢者の療養体制を強化している。
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