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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (11 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021050.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第79回 2/17)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

2 月 17 日 第 79 回モニタリング会議のコメント
東京都は、人工呼吸器又は ECMO による治療が可能な重症用病床を確保している。
重症用病床は、重症患者及び集中的な管理を行っている重症患者に準ずる患者(人工呼吸器又は ECMO
の治療が間もなく必要になる可能性が高い状態の患者、及び離脱後の不安定な状態の患者等)の一部 が
使用する病床である。

⑦-1

⑦ 重症患者数

(1) 重症患者数は、前回の 59 人から 2 月 16 日時点で 81 人となった。
(2) 今週、新たに人工呼吸器を装着した患者は 68 人(前週は 37 人)、人工呼吸器から離脱した患者は 32 人(同
23 人)、人工呼吸器使用中に死亡した患者は 9 人(同 3 人)であった。
(3) 今週、新たに ECMO を導入した患者は 2 人、ECMO から離脱した患者はいなかった。2 月 16 日時点におい
て、重症患者のうち ECMO を使用している患者は 2 人であった。
(4) 2 月 16 日時点で集中的な管理を行っている重症患者に準ずる患者は、人工呼吸器又は ECMO による治療が間
もなく必要になる可能性が高い状態の患者等 177 人(ネーザルハイフローによる呼吸管理を受けている患者
117 人を含む)(前回は 142 人)、離脱後の不安定な状態の患者は 11 人(同 14 人)であった。
【コメント】
ア)2 月 16 日時点で、重症患者数は 81 人となり、先週に引き続き大きく増加している。また、重症患者に準ず
る患者も 188 人となり、先週の 156 人から増加した。
イ)新規陽性者数の急速な増加に伴い、中等症患者が増加しており、一定割合で重症患者が発生しているため、
中等症患者数の把握が重要である。
ウ)今週、人工呼吸器を離脱した患者の、装着から離脱までの日数の中央値は 3.5 日、平均値は 4.7 日であった。

⑦-2

(1) 2 月 16 日時点の重症患者数は 81 人で、年代別内訳は 10 歳未満が 1 人、10 代が 1 人、20 代が 1 人、30 代が
3 人、40 代が 3 人、50 代が 8 人、60 代が 17 人、70 代が 28 人、80 代が 18 人、90 代が 1 人である。性別で
は、男性 61 人、女性 20 人であった。
(2) 1 月 4 日から 2 月 14 日までの 6 週間に、新たに人工呼吸器又は ECMO による管理が必要となった患者数と、1
月 4 日から 2 月 7 日までの 5 週間の新規陽性者数をもとに、その割合を計算すると、10 歳未満が 0.01%、10 代が
0.01%、20 代が 0.00%、30 代が 0.01%、40 代が 0.02%、50 代が 0.06%、60 代が 0.21%、70 代が 0.46%、80 代
が 0.71%、90 歳以上が 0.18%であった。
(感染してから重症化するまでの期間を考慮し、新規陽性者数を 1 週間分
減じて計算している。

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