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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (8 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021050.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第79回 2/17)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

2 月 17 日 第 79 回モニタリング会議のコメント
状がある場合は、かかりつけ医、発熱相談センター又は診療・検査医療機関に電話相談し、特に、症状が重い
場合や、急変時には速やかに医療機関を受診する必要がある。
ウ)都は、発熱外来等に、無症状の濃厚接触者が検査・受診のために集中することを緩和するための臨時的な対
応として、自宅待機期間中の濃厚接触者に症状が現れた場合に、まずは自宅等で速やかに検査ができるよう、
抗原定性検査キットを配付している。



⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑥-1

⑥ 入院患者数

東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 247.6 件/日から 2 月 16 日時点で 255.3 件/日と、高い水準で
推移している。特に、
「整形外科」
「脳神経外科」
「要介護」などのキーワードによる東京ルール適用件数が増加し
ており、軽症の件数も増加している。
【コメント】
ア)東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、高い水準で推移している。
イ)例年、冬期は緊急対応を要する脳卒中・心筋梗塞などの救急受診が多い。一般救急の増加により、一般病床
が満床になっていることに加え、新型コロナウイルス感染症の入院患者も増加しており、救急受入れの困難事
例が都内全域で多発している。都は、救急受入れを促進する新たな緊急対策を開始した。
ウ)今冬は、けがによる救急搬送困難事例が増加しており、日常生活での転倒などへの注意が必要である。
エ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、医療機関の厳しい受入れ状況の影
響を受け、過去の水準と比べると大幅に延伸している。

(1) 入院患者数は、前回の 4,111 人から、2 月 16 日時点で 4,154 人となった。
(2) 今週、新たに入院した患者は 2,528 人であった。
(3) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 157
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)病床使用率が 55%を超えている。各医療機関では、より重症度・緊急度の高い患者を入院とする「感染拡大
緊急体制」に基づいて、入院患者に対応している。
イ)感染の急拡大に伴い、本人や家族が感染者や濃厚接触者となり、就業制限を受ける医療従事者等が多数発生
しており、病床が空いていても、マンパワー不足で患者の受入れが困難になる医療機関が増加している。通常
の医療も含めた医療提供体制がひっ迫している。
-8-