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資料3-9-② 森本先生提出資料 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第116回 2/8)《厚生労働省》
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2)

入院患者における重症化予防の有効性に関する研究

全国 9 都県計 11 か所の医療機関において、2022 年 1 月 1 日から 9 月 30 日に急性呼吸器感染症を疑
う症状(発熱、咳、喀痰、胸膜痛、呼吸苦、頻呼吸、急性疾患による酸素投与)のうち 2 つ以上の症状が
あるか、新たに出現したの肺炎像を認め入院した 16 歳以上の新型コロナウイルス感染症患者 789 名
が解析に含まれた。このうち、重症者は 98 名 (12.4%)であった。解析対象者の基本情報を表 4 に示す。
年齢中央値 (四分位範囲)は 79 歳 (66~86 歳)、男性 450 名 (57.0%)、532 名 (67.4%)に基礎疾患 2)が
あり、高齢者施設入所者が 186 名 (23.6%)含まれていた。重症患者は非重症患者と比較して高齢で、基
礎疾患を有していた。重症例の内訳としては、High flow nasal therapy・非侵襲的陽圧換気の使用が 35
名(35.7%)、挿管・人工呼吸器使用が 36 名(36.7%)、ECMO・血液浄化療法の使用が 1 名(1.0%)、死亡が
46 名(46.9%)、重症化し高次医療機関に転院した患者が 2 名(2.0%)であった。(なお、High flow nasal
therapy・非侵襲的陽圧換気の使用と挿管・人工呼吸器の両方を使用した場合は、挿管・人工呼吸器に
分類した。)
表 4: 入院患者における重症化予防研究の解析対象者 (16 歳以上)の基本情報と重症度

全体

重症者

非重症者

(n=789)

(n=98)

(n=691)

年齢 n. (%)
16-29 歳

25 (3.2)

1 (1.0)

24 (3.5)

30-39 歳

28 (3.5)

2 (2.0)

26 (3.8)

40-49 歳

34 (4.3)

2 (2.0)

32 (4.6)

50-59 歳

58 (7.4)

3 (3.1)

55 (8.0)

60-69 歳

89 (11.3)

11 (11.2)

78 (11.3)

70-79 歳

185 (23.4)

30 (30.6)

155 (22.4)

80-89 歳

252 (31.9)

30 (30.6)

222 (32.1)

90 歳以上

118 (15.0)

19 (19.4)

99 (14.3)

男性

450 (57.0)

62 (63.3)

388 (56.2)

女性

339 (43.0)

36 (36.7)

303 (43.8)



532 (67.4)

79 (80.6)

453 (65.6)



253 (32.1)

17 (17.3)

236 (34.2)

4 (0.5)

2 (2.0)

2 (0.3)

慢性心疾患

181 (22.9)

31 (31.6)

150 (21.7)

慢性呼吸器疾患

153 (19.4)

20 (20.4)

133 (19.2)

30 (3.8)

3 (3.1)

27 (3.9)

悪性腫瘍

133 (16.9)

17 (17.3)

116 (16.8)

糖尿病

198 (25.1)

34 (34.7)

164 (23.7)

性別 n.(%)

基礎疾患の有無 n. (%)

不明
基礎疾患詳細 n. (%)

肥満

8