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資料4-1 日本歯科医師会提出資料 (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html |
出典情報 | 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第117回 2/22)《厚生労働省》 |
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■ 新たな感染症を踏まえた歯科診療の指針(抜粋)
●印象材、技工物等の消毒
・ アルジネート印象材はラバー系印象材よりも口腔内微生物が付着しやすく、アルジネート印象材では、120秒以上、
シリコーン印象材で30秒以上の水洗が推奨されている。
・ アルジネート印象材に付着した微生物は、印象材から石膏模型に容易に伝播するので、石膏を注入する前に消毒す
ることが勧められている。
・ 0.1〜1.0%次亜塩素酸ナトリウム溶液で15〜30分、2〜3.5%グルタラール(グルタルアルデヒド)溶液で30〜60分
浸漬する方法がある。
・ 完成した技工物の消毒には、逆性石けんによる洗浄、次亜塩素酸系消毒薬への浸漬、エタノールによる清拭・噴霧、
紫外線照射などの方法がある。
●エックス線撮影について
・ 嘔吐反射の強い患者、喘息や呼吸器疾患がある患者など、咳やむせなどの飛沫が発生するリスクが高いと考えられ
る患者については、口内撮影法を避け、可能な場合は口外撮影法を検討することも必要と考える。
●患者の健康管理
診療の際に、体調、味覚・嗅覚の異常の有無について尋ねることと体温チェックは、新型コロナウイルス感染症対策
として、感染者を見つけ出すのに有効と考える。体温については、平熱より1℃以上の体温上昇を発熱ととらえる。
●治療前後の含嗽(口、喉のうがい)
治療前の感染予防として、まずは、患者に治療開始前に洗口剤で含嗽してもらい、口腔内の微生物数レベルを下げる
ことも飛沫感染対策として、診療室の環境を清潔に保つための簡便な手段とされている。また、治療後における含嗽も
感染予防に有効と思われる。
(3)診療環境に関する留意点
新型コロナウイルス感染症においては、標準予防策に加え、3つの密への対策が重要なポイント
となる。つまり、密閉、密集、密接により感染拡大が起きるというものである。
●「密集・密接」の回避
・ 待合室密集回避のため、診療内容を把握し、診療スケジュールを調整して可能な限り予約間隔や使用ユニットの調整
の検討を行うようにする。
・ 患者には予約時間遵守をお願いし、待合室の人数をできる限り少なくして「密集、密接」を回避するようにする。
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●印象材、技工物等の消毒
・ アルジネート印象材はラバー系印象材よりも口腔内微生物が付着しやすく、アルジネート印象材では、120秒以上、
シリコーン印象材で30秒以上の水洗が推奨されている。
・ アルジネート印象材に付着した微生物は、印象材から石膏模型に容易に伝播するので、石膏を注入する前に消毒す
ることが勧められている。
・ 0.1〜1.0%次亜塩素酸ナトリウム溶液で15〜30分、2〜3.5%グルタラール(グルタルアルデヒド)溶液で30〜60分
浸漬する方法がある。
・ 完成した技工物の消毒には、逆性石けんによる洗浄、次亜塩素酸系消毒薬への浸漬、エタノールによる清拭・噴霧、
紫外線照射などの方法がある。
●エックス線撮影について
・ 嘔吐反射の強い患者、喘息や呼吸器疾患がある患者など、咳やむせなどの飛沫が発生するリスクが高いと考えられ
る患者については、口内撮影法を避け、可能な場合は口外撮影法を検討することも必要と考える。
●患者の健康管理
診療の際に、体調、味覚・嗅覚の異常の有無について尋ねることと体温チェックは、新型コロナウイルス感染症対策
として、感染者を見つけ出すのに有効と考える。体温については、平熱より1℃以上の体温上昇を発熱ととらえる。
●治療前後の含嗽(口、喉のうがい)
治療前の感染予防として、まずは、患者に治療開始前に洗口剤で含嗽してもらい、口腔内の微生物数レベルを下げる
ことも飛沫感染対策として、診療室の環境を清潔に保つための簡便な手段とされている。また、治療後における含嗽も
感染予防に有効と思われる。
(3)診療環境に関する留意点
新型コロナウイルス感染症においては、標準予防策に加え、3つの密への対策が重要なポイント
となる。つまり、密閉、密集、密接により感染拡大が起きるというものである。
●「密集・密接」の回避
・ 待合室密集回避のため、診療内容を把握し、診療スケジュールを調整して可能な限り予約間隔や使用ユニットの調整
の検討を行うようにする。
・ 患者には予約時間遵守をお願いし、待合室の人数をできる限り少なくして「密集、密接」を回避するようにする。
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