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資料3 わが国における市販薬乱用の実態と課題 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31415.html
出典情報 医薬品の販売制度に関する検討会(第2回 3/8)《厚生労働省》
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Aさん

(17歳 女性 通信制高校)

• 薬物乱用歴:市販薬(ブロン、レスタミン)、大麻、有機溶剤、MDMA、LSD
• 薬物関連問題の重症度(DAST-20):17点(集中治療を要する重度)
• 小学校3年生の時、両親が離婚
• 離婚をきっかけに、母親は昼夜問わず仕事をするようになり、この頃から
Aさんおよび妹に身体的虐待がはじまる。顔に痣を作り登校するとき、「
遊んでいて壁にぶつかったと言え」と母親に言われた。そのため、虐待を
疑われたことはなかった
• 中学校に入り、虐待はさらにエスカレート。精神を安定させるために、リス
トカット、家出、喫煙、飲酒をするように

• 16歳の時、家出をした時に、友人から「イヤなこと忘
れられる」「ぐっすり眠れる」と市販薬 (ブロン、レスタミン)
のODを教わる。ODすると、幻覚(水色のコバエ)が見えるよ
うになった。
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事例紹介:森 治美(福岡県県警少年サポートセンター)