よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料2-2 指摘事項に対する回答 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31340.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第146回 3/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

実際に治療をうけた症例の内訳は、エビデンスレベルAが 76.5%と多く、治療
内容も効果の期待出来る薬剤になっています(図5)
図5
エ キスパート パネルによ る 推奨治療を
実際に受けた症例の内訳
( エ ビ デン スレ ベル別) n = 3 4

10

治療効果の期待出来る
変異が検出されている

8

(n) 30

6

26(76.5%)

症例数

4

20

2

10

0

6 (17.6%)

p I -h 0E / h on 1 -h on on ut ut
am MS 60 MB fus i CA OH ati usi R m 2 m
f
2
/
V T K
BR L unc 2 GF BB
BB B-h AF
L
tr FR E R
R
A
E
2
M
R
E T B
1 FG
DK
C

2 (5.9%)
0

B

A

D

C

エビデンスレベル

一方、観察期間中央値 7.9 ヶ月の時点で、41.3%(71/105 例)が、エキスパ
ートパネルによる推奨治療をうけていません。この要因として、以下の 2 点が
考えられます。
1) エキスパートパネルの結果返却まで 1 ヶ月以上かかるため、全例で当該
癌種における標準治療を開始している。そのなかで治療が奏効している
場合、まだエキスパートパネルによる推奨治療をうける必要がない。
2) エキスパートパネルによる推奨治療があっても、その薬剤が保険適用外
であるため治療をうけることができない。
1)に関しては、現在実施している標準治療が終了した場合、図 5 に示すエビ
デンスレベルAの治療ができる可能性があり、治療に繋がる割合は更に増える
ことが期待出来ます。2)に関しては、図6に示すエビデンスレベル B~D に対
しても、欧米のような臨床試験によらない症例毎のコンパッショネートユース
をわが国にも導入すれば、さらに治療に繋がる可能性が高まると考えます。
図6
(n)

80

症例数

60

40

29 (21.0)%)
23 (16.7%)

18 (13.0%)

20

1 (0.7)%)
0

A

B

C

D

エビデンスレベル

8/8

以上