よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-2-3-5    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(ヌバキソビッド筋注・集計対象期間における基礎疾患等及び症例経過) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症
例(厚生労働省受付番号:v2210003259)である。

2023/01/12

医師より追加情報を入手した。

2022/06/19

本剤 1 回目の接種。

2022/06/26

多形滲出性紅斑が発現。右腹部に皮疹を認めた。

2022/06/27

当科受診。体幹、後頚部に浮腫性紅斑散在。発熱や粘膜疹な

し。びらんや Nikolsky 現象ないため、多形滲出性紅斑としてステロイド内服
開始。プレドニン 25 mg/日開始し、ベタメタゾン酪酸プロピオン酸エステル
軟膏を四肢体幹に、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル軟膏を頸部
に外用開始した。抗ヒスタミン薬としてビラノア(1 T/日)も開始。

2022/06/30

当科受診時、体幹に癒合する紅斑あり。頚部、胸部に新規紅

斑、四肢にも紅斑拡大。ステロイド効果乏しいため入院管理とした。プレド
ニン 50 mg/日に増量し、ダイアコート軟膏外用にランクアップ。入院前に血
26271

多形紅斑

薬物過敏症

液検査でウイルス感染など他の中毒疹は否定的であり、他の内服歴もないた
め本剤接種によるものを疑った。皮膚生検病理組織検査を実施。上背部の浮
腫性紅斑部より 3 mm トレパンにて採取し、パンチ生検して提出。表皮・真皮
境界部にリンパ球浸潤、真皮浅層から中層に perivascular リンパ球、好酸球
浸潤を認める。表皮角層下にリンパ球集簇を認め、薬疹を考える像であっ
た。ステロイド内服に加え抗ヒスタミン薬内服。

2022/07/02

体幹、四肢の紅斑の色調淡く、色素沈着化してきた。

2022/07/04

かゆみも軽減したため、プレドニン 35 mg/日に減量。

2022/07/06

皮疹は改善傾向だが、かゆみが悪化したため、オロパタジン 2

T/日追加。ダイアコート頻回塗布を指示。

2022/07/12

体幹四肢は色素沈着化。プレドニン 25 mg/日に減量。

2022/07/15

体幹四肢の色素沈着も色調が薄くなり、再燃ないため退院。

2022/07/16

退院時処方として、プレドニンを 20 mg/日処方。

2022/07/18

プレドニンを 15 mg/日に漸減。

3