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参考資料2 薬害を学ぼう指導の手引き (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》 |
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「薬害を学ぼう」指導の手引き
○「薬害を学ぼう」テキストのねらい
本テキストは、「薬害を知り、被害にあった方々の声を聴き、薬害発生のプロセスを学
び、薬害が起こらない社会の仕組を考える」ために作成しました。
まず、①これまでに薬害が起きてきたことを知り、薬害発生に関する共通点を把握した
上で(p.1-2)、実際の被害者の声を聴きます(p.3-4)。
続いて、こうした薬害を防ぐために、関係者(国、製薬会社、医療従事者(医療機関)
/薬局、国民)が何をすべきだったのかを考えることによって、②薬害の原因の全体像を
理解し、③薬害が起きてしまったことでどのような制度が整備されてきたのかを理解しま
す(p.5-6 上段)。
さらに、薬害を防ぐための社会の仕組みがうまく働くように、国、製薬会社、医療従事
者(医療機関)/薬局に加え、④薬を使う生徒たち自身がどのような役割を果たせばよい
のかを考えることで、個人と社会の関わりを理解します(p.5-6 下段)。
○「授業の流れ(例)」について
今回、1コマ(50分)で、本テキストを使って授業を行う場合の授業の流れの一例を
示していますので、参考にしてください。
○指導の手引き「解説とプラス情報」の使い方
本テキストには「学習のポイント」として問が設けられています。
解答例 生徒が考えて答えてほしい解答例です
指導上のポイント 生徒の理解を促し、解答を引き出すためのポイントです。参考にし
て声かけしてください。
【プラス情報】テキストに関連する情報です。先生方が指導のための参考にするほか、生
徒の理解を深めるときや講評のとき等に活用してください。
○学習指導要領との関係
この手引きは、高等学校学習指導要領(平成30年3月30日公示)との関係では、主に公
公共
(公民)におけるより活発な経済活動と個人の尊重の両立に関する内容などに関連します。
※
保健(保健体育)における医薬品の正しい使用に関する内容とも関連しますが、薬物乱用等の
問題との混同がないようご注意願います。
【公共(公民)】
2 内容 B 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち
ア(ウ)職業選択,雇用と労働問題,財政及び租税の役割,少子高齢社会における社会保障の充実・安定化,市場経
済の機能と限界,金融の働き,経済のグローバル化と相互依存関係の深まり(国際社会における貧困や格差の問題を
含む。)などに関わる現実社会の事柄や課題を基に,公正かつ自由な経済活動を行うことを通して資源の効率的な配
分が図られること,市場経済システムを機能させたり国民福祉の向上に寄与したりする役割を政府などが担っている
こと及びより活発な経済活動と個人の尊重を共に成り立たせることが必要であることについて理解すること。
(高等学校学習指導要領解説 抜粋)
より活発な経済活動と個人の尊重の両立については,例えば,製品事故や薬害問題などを扱い,政府による適切な
政策が必要であるとともに,企業にはそうした問題を生じさせないなど社会的に責任のある行動が求められているこ
とを理解できるようにすることが大切である。また,消費者も,社会,経済,環境などに消費が与える影響を考えて
商品を選択するなど,公正で持続可能な発展に貢献するような消費行動をとることが求められていることを理解でき
るようにすることも大切である。
-1-
○「薬害を学ぼう」テキストのねらい
本テキストは、「薬害を知り、被害にあった方々の声を聴き、薬害発生のプロセスを学
び、薬害が起こらない社会の仕組を考える」ために作成しました。
まず、①これまでに薬害が起きてきたことを知り、薬害発生に関する共通点を把握した
上で(p.1-2)、実際の被害者の声を聴きます(p.3-4)。
続いて、こうした薬害を防ぐために、関係者(国、製薬会社、医療従事者(医療機関)
/薬局、国民)が何をすべきだったのかを考えることによって、②薬害の原因の全体像を
理解し、③薬害が起きてしまったことでどのような制度が整備されてきたのかを理解しま
す(p.5-6 上段)。
さらに、薬害を防ぐための社会の仕組みがうまく働くように、国、製薬会社、医療従事
者(医療機関)/薬局に加え、④薬を使う生徒たち自身がどのような役割を果たせばよい
のかを考えることで、個人と社会の関わりを理解します(p.5-6 下段)。
○「授業の流れ(例)」について
今回、1コマ(50分)で、本テキストを使って授業を行う場合の授業の流れの一例を
示していますので、参考にしてください。
○指導の手引き「解説とプラス情報」の使い方
本テキストには「学習のポイント」として問が設けられています。
解答例 生徒が考えて答えてほしい解答例です
指導上のポイント 生徒の理解を促し、解答を引き出すためのポイントです。参考にし
て声かけしてください。
【プラス情報】テキストに関連する情報です。先生方が指導のための参考にするほか、生
徒の理解を深めるときや講評のとき等に活用してください。
○学習指導要領との関係
この手引きは、高等学校学習指導要領(平成30年3月30日公示)との関係では、主に公
公共
(公民)におけるより活発な経済活動と個人の尊重の両立に関する内容などに関連します。
※
保健(保健体育)における医薬品の正しい使用に関する内容とも関連しますが、薬物乱用等の
問題との混同がないようご注意願います。
【公共(公民)】
2 内容 B 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち
ア(ウ)職業選択,雇用と労働問題,財政及び租税の役割,少子高齢社会における社会保障の充実・安定化,市場経
済の機能と限界,金融の働き,経済のグローバル化と相互依存関係の深まり(国際社会における貧困や格差の問題を
含む。)などに関わる現実社会の事柄や課題を基に,公正かつ自由な経済活動を行うことを通して資源の効率的な配
分が図られること,市場経済システムを機能させたり国民福祉の向上に寄与したりする役割を政府などが担っている
こと及びより活発な経済活動と個人の尊重を共に成り立たせることが必要であることについて理解すること。
(高等学校学習指導要領解説 抜粋)
より活発な経済活動と個人の尊重の両立については,例えば,製品事故や薬害問題などを扱い,政府による適切な
政策が必要であるとともに,企業にはそうした問題を生じさせないなど社会的に責任のある行動が求められているこ
とを理解できるようにすることが大切である。また,消費者も,社会,経済,環境などに消費が与える影響を考えて
商品を選択するなど,公正で持続可能な発展に貢献するような消費行動をとることが求められていることを理解でき
るようにすることも大切である。
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