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参考資料2 薬害を学ぼう指導の手引き (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》
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【授業の流れ(例)】

時間50分

〈本時のねらい〉
1 消費者の保護に関わる題材として、薬害の歴史を学ぶとともに、薬害発生の共通点
について理解させる。
2 薬害を防ぐための社会のしくみと、消費者としてどのような役割を果たせばよいか
を考えさせる。
時間の目安

導入
10 分

展開Ⅰ
10 分

展開Ⅱ
15 分

学習内容と活動

指導上の留意点

準備物

○風邪をひいたときどうするか。市販の風邪薬を使用す
る、病院で処方された薬を使用するなどを述べる。

・日常生活において、薬は、
いざというときに重要な存
在であることを意識させる
ことから出発する。
・薬の安全性を確保し患者
(消費者)を保護するた
め、薬の製造・販売の過程
において国が関与してい
ることを手引き p.5-6 を
参考に指導する。

(薬局
の袋、市
販薬の
箱と説
明文書
など)

○薬を使用するまでの経路を確認し、関係者として国・
製薬企業・医療従事者(医療機関)/薬局、国民(消
費者)の4者がいることを認識する。その上で、国の
果たしている役割を確認する。
○薬の副作用とは異なる、
「薬害」について何か知ってい
ることがあるか、教員の質問に答える。
【薬害の実態・実情を知る】
○p.1-2 の薬害の年表から薬害の起こった年と薬害の名 ・ワークシートを使い、薬害
前について確認する(p.2 上段の point1)。
の起こった年と薬害の名
前を記入させる。
○年表の解説文を読み、単なる副作用とここに掲げられ ・手引き p.7 を参考に薬の
た薬害との違いを考える。また、解説文から薬害の発
「主作用」と「副作用」に
生について、どのような共通点があるかを考え、発表
ついて解説する。参考に薬
する。(p.2 上段の point2)
の使用上の注意を読んで
みてもよい。
・答えのヒントになる解説文
の 箇所に下 線を引 かせて
もよい。
○p.3-4 の被害者の声を読み、被害者がどのようなこと ・取り上げる被害者の声は、
に苦しんできたか、薬害をどのように考えているのか
地域性、使用教科書での薬

をまとめる(p.4 上段の point1,2)
害に関する記述などを踏
まえて選ぶとよい。
○もっとも印象的だった被害者の声について、その理由 ・被害者に共通する薬害再発
や共感したことを班やグループ内で発表する。
防止への強い思いを理解さ
せる。
【薬害防止の取組とその後の制度改正について理解する。】
○国/PMDA、製薬会社、医療従事者(医療機関)/ ・4つの関係者別グループを
薬局、国民(消費者)のグループに分かれ、p.5-6 上
作り、薬害の防止や被害を
段のスモンとサリドマイドの解説文を読み、関係者別
抑えるため何をすべきだ
に当時何をすべきだったか、グループディスカッショ
ったか、考えさせた上で、
ンを実施する。
それらを総括して発表さ
せ、全体像をつかむ流れに
するとよい。

-2-

新聞記事

(薬局
の袋、市
販薬の
箱と説
明文書
など)
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ワーク
シート

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ワーク
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