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参考資料2 薬害を学ぼう指導の手引き (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》
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解説とプラス情報

薬害ってなんだろう?〔
〔テキスト p.1-2〕

●学習のねらい
薬害の歴史を知り、薬害が発生してきたことを理解する。
単なる副作用との違いに注目しながら、薬害発生の共通点を考える。

学習のポイント(p.2 右上)
Point

年表に示された薬害はどのようなものだったか確認しよう。



⇒年表を各自確認させる(必要であればいくつかの薬害について解説を行う)。
指導上のポイント
古くは 1950 年頃から最近に至るまで薬害が起きたことや、原因薬剤には予防接種のた
めのワクチンや胃腸薬、解熱剤等自分たちにも身近なものが含まれていること※などを認
識させる。
※ 以下については、p.8-9 の用語解説も参照。
ジフテリア:現在も予防接種法に基づく定期接種の対象疾病となっている。
キノホルム製剤:胃腸薬として使用されていた。
サリドマイド:睡眠薬や胃腸薬として使用されていた。
Point

年表中の薬害について解説した文章を読み、薬害発生についてどのような共通点
があるのか考えてみよう。
解答例
・単なる副作用とは異なり、薬の安全性を守るために関係者が担うべき役割がきちんと
果たされていなかったために起きてしまった。


指導上のポイント
生徒それぞれの意見を発表しあったり、グループで討議したりする。初めから解説が付
された6つの全ての事例に共通する要素を見つけようとすると難しい場合があるので、一
部の事例にのみ共通する点を拾い出した上で、それらをまとめると上記解答例につながる
ことを理解させる。
全部の事例に共通するわけではないが、一部の事例に共通する要素を分類すると、
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