地方衛生研究所等における検査に係る予防計画の数値目標について
基本的な考え方
〇

地方衛生研究所等は、特に、民間検査体制が十分に整うまでの間に必要な検査ニーズに応えることが重要であることから、保健所設置
自治体は、流行初期（流行開始から１カ月以内に体制整備）において、少なくとも新型コロナ感染症対応で確保した最大検査能力を実現す
る。
〇

このためには、平時から
・ 国立感染症研究所や他の地方衛生研究所等との連携強化
・ 検査設備の整備
・ 検査人員の確保
等を計画的に進めていく。
※ 地方衛生研究所ごとに、平時から有事に備え計画的な準備を進めるため「健康危機対処計画」を策定。当該計画は「予防計画」と整合させる。

＜地方衛生研究所等における検査に係る数値目標のイメージ図＞
検査能力

健康危機対処計画の策定
検査人員確保の検討や関係機関等との
連携強化など平時からの計画的な準備

検査人員体制の構築や
試薬の調整、消耗品等の確保

新型コロナ感染症における
対応で確保した最大検査能力
※ 新型コロナ感染症における対応
実績を踏まえて各地衛研等で検討

※ 平時から検査設備の整備

流行開始

流行初期
（流行開始１ヶ月）

予防計画の数値目標
●

流行開始から１ヶ月以内に実現する検査能力（検査能力はPCR検査等実施能力）
※ 新型コロナ感染症対応で確保した体制を踏まえ、最大検査能力を記載。
（参考）新型コロナ禍における地方衛生研究所等の1日当たりの最大ＰＣＲ検査能力 全国ベースで約２万件／日

●

検査能力に見合った検査設備（PCR装置等）の整備数
※ 平時から予防計画で設定した検査能力に相当する検査設備を整備する。
→ 都道府県連携協議会等で「予防計画」及び「健康危機対処計画」を自治体間で共有

2