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総-6○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00185.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第544回 5/10)《厚生労働省》
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わせて運用している。ヘルニアや虫垂炎等、在院日数が比較的短い疾患を多く診療
しており、院内での転棟は多くない。
<効率性係数が低い値を取る背景>
● 症例構成の影響
・整形外科単科病院であり院内転棟ができず、また専門性の高い医療を提供している
ため、他の医療機関への転院も難しい状況である。
● 退院調整が困難
・患者の高齢化により退院調整が難しい。
・時期によって院内転棟待ちになり、入院が長期化することがある。
・広域での転院調整をせざるを得ず苦慮することがある。
・退院後に継続してリハビリテーションを行える病院が限られており、退院が難し
い。
● 患者の状態に合わせた対応
・手術から自宅(在宅)まで担っている患者が多い。
・在宅復帰に至るまでの治療を視野に入れた治療を目指しているため、意図的な在院
日数減少策は採用していない。
・平均在院日数を短くすることに力を入れているわけではなく、患者の状態に合わ
せ、転棟・退院としている。
【ヒアリング概要】
○ 地域唯一の救急告示病院として、急性期医療から慢性期医療まで幅広く患者の受
入れを行っている。地域包括ケアシステムにおける拠点として近隣の高齢者施設の
協力施設にもなっている。医師の方針もあり、内科疾患、外科疾患ともに在院日数
が長くなっている。地ケア病棟も保有しているが、病院全体として、積極的な転棟
は行ってこなかったが、退院調整にはそれほど困っていない。今後、急性期病床を
減らし、地ケア病床を増やす予定。
(C)複雑性係数
<複雑性係数が高い値を取る背景>
● 症例構成の影響
・医療資源投入量の大きい手術や治療を積極的に行う診療科を有する(例:整形外
科、脳神経外科等)。
・主たる診療科が血液内科と呼吸器内科で、地域との連携も活発であることから、症
例が多い。
・脳卒中・脳神経外科的治療疑いの患者のみを受け入れているため。
・呼吸器疾患の中でも肺癌治療を中心としている。
・整形外科基幹病院として認知されており、近隣の医療機関や施設からの紹介が多
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