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総-6○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00185.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第544回 5/10)《厚生労働省》
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い。
・12 症例以上のある DPC が少なく、その DPC の包括範囲出来高点数が高い。
● 積極的な患者の受け入れ
・24 時間 365 日救急・時間外患者を受け入れる体制を整えている。
・多施設で治療困難となる症例、移植を必要とする症例、緩和ケアを含めた治療を要
する症例など多岐に渡り、専門的な医療を提供している。
・地域の中核病院であり、救急患者、基礎疾患のある高齢者、周囲の高齢者施設から
の診療依頼を多く受け入れている。
● 自院他病棟との役割分担
・地域包括ケア病棟と回復期リハビリテーション病棟を有するケアミックス体制とな
っており、DPC 病棟の入院患者が侵襲性の高い手術が必要な患者等、医療必要度の高
い患者に集約している。
・コロナ禍の影響と医師不足により病床運用の見直しに迫られ、地域包括ケア病棟を
有効活用した結果、専門病院化したような診療実態となったため。
【ヒアリング概要】
○ 高齢化が進む地域に所在しており、併設する複数の高齢者施設からの入院も受け
入れている。その結果、誤嚥性肺炎や脳梗塞、骨折といった疾患に症例構成が偏
る。早期のリハビリには力を入れている。コロナを受け入れられる病床がなく、発
熱患者や呼吸器症状のある患者は近隣の急性期医療機関へ搬送されるため、病床利
用率が低く出てしまっている。
<複雑性係数が低い値を取る背景>
● 症例構成の影響
・医療資源投入量の大きい診療科や疾患の入院がない(例:脳神経外科、心臓血管外
科、循環器内科、呼吸器内科、整形外科等)。
・小児領域では、成人主体の医療機関に比べ、診療報酬に表れる医療資源投入量が少
なくなる。
・専門病院であるため、受診される患者の疾患・病態等が限定されている(胃腸科、
肛門科等)。
・12 症例未満や包括評価にならないなど、複雑性係数の計算対象とならない症例が相
当数ある。
● 入院患者の受け入れ状況
・短期の入院患者の比率が高い(眼科の入院治療等)。
・定期入院が多く、在院日数が短いため。
・全国の包括範囲出来高点数が 10000 未満の症例を地域から多く受け入れており、需
要も高いため。
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