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資料1-1 オンライン診療その他の遠隔医療の推進に向けた基本方針 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00044.html
出典情報 社会保障審議会医療部会(第99回 6/2)《厚生労働省》
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② 訪問診療および往診等に伴う医師の負担軽減
訪問診療や往診等が必要な患者について遠隔医療を活用することで、医師が
患者の居宅等まで移動する際の時間的負担を軽減する。
③ 医療資源の柔軟な活用
近隣地域において専門性の高い医療機関へのアクセスが制限されている診療
科や疾患への対応や、救急医療において、遠隔地の専門性の高い医師の助言を
受けることが可能となる。そのほか、災害時に局所的に高まる医療需要に限ら
れた医療資源で対応する観点から、遠隔地の医師がトリアージや治療方針に関
して現場の医師等に専門的な助言を行うことも可能となる。
(2)患者と医師の非接触下での診療に起因するもの
① 患者がリラックスした環境での診療の実施
通院等につき大きな負担を感じる患者への診療や、患者の居宅等の日常生活
の状況下にある環境での診療が可能となり得る。これにより、患者の受診時の
抵抗感が軽減されるとともに、医師とより率直にコミュニケーションを取るこ
とが可能となり得る。
例えば、医療機関で過度に緊張してしまう患者や医療機関内で知人に思いが
けず出会うことを忌避する患者への対応の際に有効である。




感染症への感染リスクの軽減
感染症の流行下等において、他者と接触することなく診療を実施できるた
め、医療従事者及び患者等の感染リスクを軽減することができる。
実際に、新型コロナウイルス感染症の流行により医療機関を受診することに
抵抗を感じた患者や、自宅や宿泊療養施設で療養する感染症患者への医療提供
手段としてオンライン診療が活用された。

様々な形態
医師と患者間の遠隔医療は、患者側から当該診療に同席する者の有無や役割によっ
て次の(1)から(5)までに掲げる類型に整理される。なお、診療を行う医師側の同席者
に応じた分類はなされないことが一般的だが、看護師等やその他の医師が同席するバ
リエーションも考えられる。
(1)D to P
患者側に医療従事者の同席なしで、医師と患者間で診療を行う。もっとも一般的
な形態の遠隔医療である。
【特徴】
・ 医師が患者に対して非接触下で診療を実施できるため、他の類型と比較して
感染症への感染リスクを最も軽減できる。

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