処方箋なしで販売の求めがあると想定される事例①
想定される事例

薬局においてどのような対応をすべきか

慢性疾患で継続服用中の薬を処方通り服用していたが、薬
を落としてしまうなどアクシデントがあって、次回診療日
より前に薬がなくなってしまった。今日は日曜・祝日（特
にGW・年末年始など）でクリニックが休みである。休み
の期間中の分だけ薬を購入できないか。

OTCの販売による対応を考慮。
対応が難しい場合、患者の状況やお薬手帳等で過去の服用
状況等を確認した上で、受診までの最小限の数量に限り販
売してもよい事例もあるのではないか。

処方されたがん性皮膚腫瘍の臭気軽減の外用剤を使い切っ
処方元の医療機関に連絡する必要があるのではないか（処
てしまったが、処方元の医療機関は遠方かつ受診予約は先
方された量より多く使う状況になっていることから、病状
➡薬剤師からかかりつけ医に確認をした上で対応する。
であり、かかりつけ医及び近隣の薬局には在庫がなかった。 の変化などがあるのではないか）。
すぐに購入したい。
皮膚科で処方されている外用剤について、使用量に対して
処方されている量が足りない。市販の保湿剤を使用してみ
たが、添加物の影響か痒みが出て使えない。医療用のもの
が欲しい。

患者に医師とよく相談してもらう必要があるのではないか。

病院にて整腸剤を処方されている。体に合わないので別の
患者に医師とよく相談してもらう必要があるのではないか。
➡背景や体調、服用歴、OTCによる代替などをヒアリングした上で対応を検討。
整腸剤への変更を医師に希望したが、院内採用にないため
対応できないといわれたため、処方されていない医療用の
整腸剤を購入したい。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大等により、一般用医
薬品のアセトアミノフェン製剤が欠品しているが、医療用
のアセトアミノフェン製剤の在庫はある場合に医療用のア
セトアミノフェン製剤を購入したい。

地域やその時の状況によっては、やむを得ない場合に該当
するものとして、販売してもよい事例もあるのではないか。

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