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総-4参考1○令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会における主なご意見について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00190.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第546回 6/14)《厚生労働省》
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・ 医療保険の訪問看護を利用している場合には、医療と介護が一体的にマネジメントさ
れていない現状もあるため、医療と介護が連携できる環境整備を進め、シームレスなサ
ービス提供をできるようにすべき。
・ ケアマネジャーは医療・介護の双方を把握し、検討しているということを正確にご理
解いただきたい。訪問看護のサービスを利用者・家族が上手く理解できるよう、支援の
あり方について今後も調査や検討を進めていくべき。
(4)介護保険と医療保険の訪問看護に関する制度上の差異
・ 訪問看護事業所は利用者に対し訪問看護計画に基づき継続的なケアを実施している
が、ターミナル期などで保険の適用が介護保険から医療保険に移行したことで加算の要
件を満たさなくなる場合や、事業所の体制に関して介護保険と医療保険で要件が異なる
場合がある。重度者の医療ニーズ対応や看取りを実施する事業所に対する評価に関し、
同時改定に向けて整理・検討が必要。
【その他】

今回の一連の議論を通じて、共通したキーワードとして「情報共有」や「連携」が
あり、方法論として「DX」や「ICT」が指摘された。ツールとなるマイナンバーカ
ードの活用を含めて、医療や介護における現状や将来像等の資料を中医協と介護給付費
分科会に事務局から示してほしい。
・ 高齢者の方々が在宅であり、病院であり、施設という形で空間的にも移動し、制度的
にも医療・介護という複数の制度を移行する。この移動するということに伴って出てく
る具体的な課題を議論したもの。情報の共有がどういう形でできるのか、さらに連携の
具体的な体制づくりがどういう形でできるのかということに関し、今後議論していくべ
き。
・ 介護サービスから医療サービスへの移行、あるいはその逆で医療サービスから介護サ
ービスの移行、要するに両制度間の橋渡しのところに、高齢者やその家族のウエル・ビ
ーイング、便益、あるいはQOLが阻害される危険性が頭を出している。とりわけ高齢
要介護者の病状が急変したときの対応に解決すべき問題があるのではないか。現行制度
を所与として、その下で医療や介護に携わっている方々が最善と考えられる措置を講じ
たにもかかわらず、高齢者やその家族のウエル・ビーイングが阻害されているというリ
スクがあるのであれば、報酬の在り方も含めて現行制度を見直していく必要がある。
・ 今回の同時改定に際しては、医療・介護の間の連携をさらに強化して、医療・介護、
障害者向けの福祉サービスも含めて、こうしたサービスが全体として私たちの厚生の向
上に資するような方向に政策を進めていく必要がある。

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