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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021131.html |
出典情報 | 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(第81回 3/3)《東京都》 |
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モニタリング項目
グラフ
3 月 3 日 第 81 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、3 月 2 日時点で約 10,690 人/日と、2 月 8 日の約 18,025 人/日をピークに減
少傾向にあるが、依然として極めて高い値で留まっており、1 万人規模の新規陽性者が発生する危機的な感染
状況のさらなる長期化が懸念される。
イ)都では、東京都健康安全研究センターにおいてオミクロン株 BA.2 に対応した PCR 検査を実施している。
オミクロン株 BA.2 疑いと判定された件数(BA.2 疑い件数/検査実施件数 %)は、3 月 3 日時点の速報値で、
2 月 15 日から 2 月 21 日の間に 4 件(4/104 4.2%(%は判定不能を除く))、2 月 22 日から 2 月 28 日の間
に 2 件(2/100 2.2%(同))であった。今後の動向を注視する必要がある。
① 新規陽性者数
ウ)増加比は、前回の約 90%から今回は約 82%と、3 週間連続して 100%を下回ったが、今週の値には休日分
が含まれており、その影響により、値が低い可能性があることに留意する必要がある。現在の増加比が続け
ば、1 週間後の 3 月 10 日の新規陽性者数は、0.82 倍の約 8,766 人/日と推計される。歓送迎会、卒業パーティ
ー等、年度末前後のイベントによる人の移動の増加やオミクロン株 BA.2 の影響で、もし増加比が上昇すれ
ば、感染が再拡大する恐れがある。
エ)小中学校の学級閉鎖や、保育園・幼稚園の休園により、欠勤せざるを得ない保護者等が多数発生しており、
社会機能の低下が危惧される。家庭や日常生活において、誰もが、感染者や濃厚接触者となる可能性がある
ことを意識し、自ら身を守る行動を徹底する必要がある。
オ)自分や家族が感染者や濃厚接触者となり、外出できなくなる場合を想定して、生活必需品など最低限の準
備をしておくことを、都民に呼びかける必要がある。
カ)ワクチン接種を検討している未接種の都民に、ワクチン接種は、重症化の予防効果と死亡率の低下が期待
されていることを周知し、今からでもワクチンを接種するよう働きかける必要がある。
キ)第 5 波では、入院患者に占める割合が高かった 40 代、50 代のワクチン接種率の上昇に伴い、新規陽性者
数が減少に転じた。3 回目のワクチン追加接種は、変異株(オミクロン株)に対しても効果が期待できること
から、ワクチンを早期に確保するとともに、希望する都民に対する接種を強力に推進する必要がある。都は、
区市町村と連携し、ワクチン接種を推進するとともに、新たな大規模接種会場の設置や、既存会場のうち 5 か
所の会場で接種の規模と対象者を拡大するなど、追加接種を加速している。
ク)気温が低い中でも換気を励行し、手洗い、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、3 密(密閉・密集・
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グラフ
3 月 3 日 第 81 回モニタリング会議のコメント
【コメント】
ア)新規陽性者数の 7 日間平均は、3 月 2 日時点で約 10,690 人/日と、2 月 8 日の約 18,025 人/日をピークに減
少傾向にあるが、依然として極めて高い値で留まっており、1 万人規模の新規陽性者が発生する危機的な感染
状況のさらなる長期化が懸念される。
イ)都では、東京都健康安全研究センターにおいてオミクロン株 BA.2 に対応した PCR 検査を実施している。
オミクロン株 BA.2 疑いと判定された件数(BA.2 疑い件数/検査実施件数 %)は、3 月 3 日時点の速報値で、
2 月 15 日から 2 月 21 日の間に 4 件(4/104 4.2%(%は判定不能を除く))、2 月 22 日から 2 月 28 日の間
に 2 件(2/100 2.2%(同))であった。今後の動向を注視する必要がある。
① 新規陽性者数
ウ)増加比は、前回の約 90%から今回は約 82%と、3 週間連続して 100%を下回ったが、今週の値には休日分
が含まれており、その影響により、値が低い可能性があることに留意する必要がある。現在の増加比が続け
ば、1 週間後の 3 月 10 日の新規陽性者数は、0.82 倍の約 8,766 人/日と推計される。歓送迎会、卒業パーティ
ー等、年度末前後のイベントによる人の移動の増加やオミクロン株 BA.2 の影響で、もし増加比が上昇すれ
ば、感染が再拡大する恐れがある。
エ)小中学校の学級閉鎖や、保育園・幼稚園の休園により、欠勤せざるを得ない保護者等が多数発生しており、
社会機能の低下が危惧される。家庭や日常生活において、誰もが、感染者や濃厚接触者となる可能性がある
ことを意識し、自ら身を守る行動を徹底する必要がある。
オ)自分や家族が感染者や濃厚接触者となり、外出できなくなる場合を想定して、生活必需品など最低限の準
備をしておくことを、都民に呼びかける必要がある。
カ)ワクチン接種を検討している未接種の都民に、ワクチン接種は、重症化の予防効果と死亡率の低下が期待
されていることを周知し、今からでもワクチンを接種するよう働きかける必要がある。
キ)第 5 波では、入院患者に占める割合が高かった 40 代、50 代のワクチン接種率の上昇に伴い、新規陽性者
数が減少に転じた。3 回目のワクチン追加接種は、変異株(オミクロン株)に対しても効果が期待できること
から、ワクチンを早期に確保するとともに、希望する都民に対する接種を強力に推進する必要がある。都は、
区市町村と連携し、ワクチン接種を推進するとともに、新たな大規模接種会場の設置や、既存会場のうち 5 か
所の会場で接種の規模と対象者を拡大するなど、追加接種を加速している。
ク)気温が低い中でも換気を励行し、手洗い、不織布マスクを隙間なく正しく着用すること、3 密(密閉・密集・
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