モニタリング項目

グラフ

3 月 3 日 第 81 回モニタリング会議のコメント
密接）の回避、人混みを避けて人との間隔をあける等、ワクチン接種後も、基本的な感染防止対策を徹底する
ことが重要である。
ケ）東京都新型コロナウイルスワクチン接種ポータルサイト及び国提供資料によると、3 月 1 日時点で、東京都
のワクチン接種状況は、1 回目、2 回目、3 回目の順に、全人口では 78.8％、78.2％、21.8％、12 歳以上（接
種対象者）では 86.9％、86.2％（3 回目はデータなし）、65 歳以上では 92.7％、92.4％、58.3％であった。重
症化リスクが高い 65 歳以上の高齢者で、3 回目の追加接種を終えた方が 5 割を超えた。
コ）都内でも 5～11 歳のワクチン接種が始まった。小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基
礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとされている。
また、ファイザー社のワクチンは、5～11 歳の小児においても、デルタ株等に対して、中和抗体価の上昇や発
症予防効果が確認されている。

① 新規陽性者数

①－２

今週の報告では、10 歳未満 19.1％、10 代 12.9％、20 代 13.9％、30 代 16.4％、40 代 16.7％、50 代 9.3％、
60 代 4.4％、70 代 3.3％、80 代 2.7％、90 歳以上 1.3％であった。
【コメント】
ア）7 週間連続して 10 代以下の割合が上昇し、60 代以上の割合はほぼ横ばいである。全年代の中で 10 歳未満
の割合が最も高くなっており、警戒が必要である。また、5 歳未満はワクチン未接種であることからも、保育
園・幼稚園や学校生活での感染防止対策の徹底が求められる。
イ）感染の中心である若年層及び高齢者層を含めた誰もが、感染者や濃厚接触者になる可能性があることを意
識し、自ら身を守る行動を徹底する必要がある。

①－３
①－４

(1) 新規陽性者数に占める 65 歳以上の高齢者数は、前週（2 月 15 日から 2 月 21 日まで（以下「前週」という。）
の 9,457 人から、今週は 6,857 人に減少し、その割合は 9.0％となった。
(2) 65 歳以上の新規陽性者数の 7 日間平均は、前回の 1,268 人/日から 3 月 2 日時点で 904 人/日に減少した。
【コメント】
ア）重症化リスクの高い 65 歳以上の新規陽性者数の 7 日間平均は減少したものの、非常に高い値で推移してい
る。現在、高齢者が入院患者数の約 7 割を占め、医療従事者への負荷が増大する等、医療提供体制に影響を与
えており、高齢者の新規陽性者数を注視する必要がある。
イ）高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策である、
「3 つの密」の回避、
人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生、環境の清拭・消毒（テーブルやドアノブ等の
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