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【資料1】検討会開催の背景と進め方 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00028.html
出典情報 創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会(第1回 7/10)《厚生労働省》
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医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会
報告書(ポイント)④

▍適切な医薬品流通に向けた取組
【主な課題】

 取引価格のばらつきは、①取引条件等の違い(例えば都市部と離島の配送コスト)から必然的に発生するものと
②薬価差を得ることを目的とした値下げ交渉により発生するものがある。
 現在は、医薬分業の進展とともに、取引主体が医療機関から薬局にシフトしている。
 こうした中で、チェーン薬局・価格交渉を代行する業者の大規模化により価格交渉力を強め、経営原資を得るこ
とを目的に、医薬品の価値に関わりなく前回改定時と同じベースでの総価値引き交渉が行われていることなど、
薬価差を得る目的での取引が増加。一部で過度な薬価差の偏在が課題となっている。
 特に⾧期収載品や後発品は、品目数が多いことから、価格交渉の実務的な負担を減らす観点から、総価取引が行
われることが多く、値引きの際の調整に使用されるため、薬価の下落幅が大きくなっている。

【対策の方向性】

• まずは、流通関係者全員が医薬品特有の取引慣行や過度な薬価差等の是正を図り、適切な流通取引が行われる環
境を整備するため、医療上の必要性の高い医薬品について、従来の取引とは別枠とするなど、総価取引改善に向
け、流通改善ガイドラインを改訂

【引き続き検討すべき課題】

• 購入主体別やカテゴリー別の取引価格の状況や過度な値引き要求等の詳細を調査した上で、海外でクローバック
や公定マージンが導入されていることも踏まえ、流通の改善など、過度な薬価差の偏在の是正策を検討
• 薬剤流通安定のためのものとされている調整幅について、流通コストの状況等を踏まえ、どのような対応を取り
得るか検討
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