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ヒアリング資料6 公益社団法人 日本重症心身障害福祉協会 (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34279.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第31回 7/25)《厚生労働省》
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現場で工夫している事例について
【事例1】 職員の専門性の向上について(視点1関係)
・ 利用される方々の福祉(しあわせ)の増進に寄与するためには、職員の専門性を向上させるという課題があるが、当協
会では職種別の研修会(11頁参考資料を参照) 、療育職員が事例発表を行う重症心身障害療育学会学術集会を開催
することによって、専門性の向上に努めている。 近年の学術集会の優秀作品では、ICTを使った体験の場の提供や
アイコンタクトによるコミュニケーションツールを活用した実践事例など、新たな支援方法に積極的に取り組んでいる。
【事例2】 施設環境について(視点1関係)
・ 利用される方々の福祉(しあわせ)の増進に寄与するためには、職員の専門性の向上に加え、生活する環境が整ってい
ることが基本となる。会員施設においては、病院と福祉施設の複合構造の中で、QOLの向上を図るために居室利用人数
の最少化を図っていくことが必要である。当協会において実施する「全国重症心身障害児者施設実態調査」では、個室
等の居室利用人数(12頁参考資料を参照)を把握・公表しており、施設の建て替えなどの参考になることを期待している。

【事例3】 人材の確保について(視点2関係)
・ 福祉・看護職員の人材確保が厳しいという課題があるが、会員法人では看護師や介護福祉士の養成機関を運営すると
ころがあり、これらの法人においては、安定して人材を確保することができている。その一方で、多くの法人が人材確保に
窮しており、ハローワーク、人材紹介会社、法人ホームページ、求人広告、求人サイト等に頼っても厳しく、法人独自の奨
学金制度の取組をしていてもその効果は期待できないとしている。
また、当会が緊急に実施した人材確保に関するアンケート調査では、人材紹介業者などに多額の費用を支払っても人
材獲得に結び付いていない現状が浮き彫りになっている。(13頁参考資料を参照)

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