よむ、つかう、まなぶ。
参考資料3_今後のがん研究のあり方について(報告書) (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34414.html |
出典情報 | 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第13回 7/27)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
ⅲ 転移、再発、治療抵抗性の獲得などの臨床病態を中心に、がん細胞・がん
組織の多様性や可塑性をはじめとする生物学的・病理学的特徴に基づく、
個体内におけるがんの動態を解明する研究
ⅳ iPS 細胞、ゲノム生物学、幹細胞生物学をはじめとする先端的生命科学と、
イメージング工学、計算科学、材料工学、物理学、工学、情報科学等の先
端分野との異分野融合によりがんの本態を解明する研究
ⅴ がん幹細胞、がん微小環境、循環腫瘍細胞をはじめとするがん細胞・がん
組織の性質および動態に関する新しい概念の実証及びがん治療への応用研
究
ⅵ がんの原因究明・本態解明に基づく、がん予防・がん治療のイノベーティ
ブな標的の探索・同定研究及びその成果の医療応用を推進するための研究
ⅶ 小児がん、高齢者のがん、希少がん等の特徴的な生物学的性質の基盤を解
明する研究
(2)アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発に関する研究
新規薬剤開発においては、現在直面しているドラッグ・ラグ(開発ラグ)解
消へ向けた研究を強力に推進すべきである。加えて、日本発の個別化治療に資
する診断薬、治療薬の研究開発や、免疫療法及び遺伝子治療等をはじめとする
新しい治療開発を強力に推進すべきである。これらの薬剤開発を進めることに
より、アンメットメディカルニーズに対応することが求められている。
このためには、我が国において高度に発達している腫瘍病理学と、臨床試料
に対する至適化が進むゲノム・エピゲノム解析をはじめとする多層的分子網羅
的解析技術、高度な臨床情報の収集・解析等の組合せにより、臨床情報を基礎
研究へフィードバックするリバーストランスレーショナル・リサーチを推進す
るとともに、がんの本態解明に基づいたアカデミア発のイノベーティブな創薬
標的に対するがん医療シーズの効率的な創出と育成を継続的に推進することが
求められる。
また、産官学の協力体制をさらに強化するとともに、創薬開発におけるいわ
ゆる「死の谷」を乗り越えるために、これまで以上にトランスレーショナル・
リサーチを推進するとともに、「創薬支援ネットワーク」を活用し主に応用研
究や非臨床試験までの創薬研究に対して切れ目のない実用化支援を行うことが
求められる。
さらに、民間主導の研究開発が進みにくい領域を中心に、臨床研究中核病院
をはじめとする臨床試験実施体制の整備された施設において実施される、医師
10
組織の多様性や可塑性をはじめとする生物学的・病理学的特徴に基づく、
個体内におけるがんの動態を解明する研究
ⅳ iPS 細胞、ゲノム生物学、幹細胞生物学をはじめとする先端的生命科学と、
イメージング工学、計算科学、材料工学、物理学、工学、情報科学等の先
端分野との異分野融合によりがんの本態を解明する研究
ⅴ がん幹細胞、がん微小環境、循環腫瘍細胞をはじめとするがん細胞・がん
組織の性質および動態に関する新しい概念の実証及びがん治療への応用研
究
ⅵ がんの原因究明・本態解明に基づく、がん予防・がん治療のイノベーティ
ブな標的の探索・同定研究及びその成果の医療応用を推進するための研究
ⅶ 小児がん、高齢者のがん、希少がん等の特徴的な生物学的性質の基盤を解
明する研究
(2)アンメットメディカルニーズに応える新規薬剤開発に関する研究
新規薬剤開発においては、現在直面しているドラッグ・ラグ(開発ラグ)解
消へ向けた研究を強力に推進すべきである。加えて、日本発の個別化治療に資
する診断薬、治療薬の研究開発や、免疫療法及び遺伝子治療等をはじめとする
新しい治療開発を強力に推進すべきである。これらの薬剤開発を進めることに
より、アンメットメディカルニーズに対応することが求められている。
このためには、我が国において高度に発達している腫瘍病理学と、臨床試料
に対する至適化が進むゲノム・エピゲノム解析をはじめとする多層的分子網羅
的解析技術、高度な臨床情報の収集・解析等の組合せにより、臨床情報を基礎
研究へフィードバックするリバーストランスレーショナル・リサーチを推進す
るとともに、がんの本態解明に基づいたアカデミア発のイノベーティブな創薬
標的に対するがん医療シーズの効率的な創出と育成を継続的に推進することが
求められる。
また、産官学の協力体制をさらに強化するとともに、創薬開発におけるいわ
ゆる「死の谷」を乗り越えるために、これまで以上にトランスレーショナル・
リサーチを推進するとともに、「創薬支援ネットワーク」を活用し主に応用研
究や非臨床試験までの創薬研究に対して切れ目のない実用化支援を行うことが
求められる。
さらに、民間主導の研究開発が進みにくい領域を中心に、臨床研究中核病院
をはじめとする臨床試験実施体制の整備された施設において実施される、医師
10