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別紙3○先進医療Bの総括報告書に関する評価について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00059.html
出典情報 先進医療会議(第123回 8/2)《厚生労働省》
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意識障害の遷延する
心停止後症候群に
2%水素加酸素吸入
を実施し二重盲検無
作為化比較試験で
神経学的転帰を比較

水素吸入療法の概要
成人の院外で発生した心原性心停止
心肺蘇生

自己心拍再開 ・ 意識障害遷延(GCS<8)

主要評価項目 Cerebral Performance Category

6時間以内開始

0%

試験用ガス

25%

50%

CPC 1/2

CPC 3-5

75%

100%

水素群

(4%水素+96%窒素)

18時間
継続

Inclusion criteria
1.年齢20歳以上、80歳以下
2.院外または救急外来で自己心拍が再開
3.推定心原性心停止
4.自己心拍再開から20分後もGlasgow Coma Scale(GCS)<8
5.収縮期血圧≧80mmHg
6.代諾者から文書で同意あり
7.自己心拍再開から6時間未満に研究用ガス吸入開始

コントロール群

酸素濃度計 換気量計

副次的評価項目
0%

酸素

圧縮空気

2%水素
+酸素+窒素

modified Rankin Scale
25%

50%

mRS 0

mRS 1-5

75%

100%

水素群

混合

コントロール群

体温管理療法
32-36℃

(コントロール群では同様の体温管理療法を実施)

副次的評価項目
生存率

人工呼吸器

P=0.15

生存率

P=0.04

水素群:85%
コントロール群:61%
P=0.03

90日後の評価

有効性:副次的評価項目で有効
安全性:懸念事項観察されず
11

観察期間(日)