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別紙3○先進医療Bの総括報告書に関する評価について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00059.html
出典情報 先進医療会議(第123回 8/2)《厚生労働省》
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以上をもとに、以下の文章を報告書に追記いたします。
〇 P28 11.4.2.1 共変量による調整 に以下を追記
「なお、生存期間については、表7に示したとおり、心停止から自己心拍再開までの時間の影響
が観察されている。有効性に対してこれらの変量を投入したロジスティック回帰分析を実施した
場合、年齢(オッズ比0.94、95%信頼区間:0.89 ‒ 0.99、P=0.02)、心停止から自己心拍再開ま
での時間(0.93、0.89 ‒ 0.98、P=0.01)は有意であり、水素吸入は有意ではなかった(2.14、
0.67 ‒ 6.87、P=0.20)。一方、mRS 0に対しては、水素吸入(4.37、1.22 ‒ 15.66、P=0.02)は
有意であり、年齢(0.93、0.88 ‒ 0.98、P<0.01)と心停止から自己心拍再開までの時間(0.95、
0.90 ‒ 1.00、P=0.049)も有意であった。」
〇 13.考察と全般的結論: の項目のうち P35 に以下のパラグラフを追記。
「主要評価項目である CPC で評価した有効率及び副次評価項目の生存期間と mRS で評価した神経学
的予後には、いずれも、年齢と心停止から自己心拍再開までの時間の影響が観察された。心停止後症
候群では年齢は一般に予後不良因子であること、また、心停止から自己心拍再開までの時間は循環停
止による脳をはじめとした臓器の傷害の程度を示唆することから、これらの影響を小規模の観察数で再
現していることは本技術が精緻に行われていたことを裏付けるものと考えられる。そして、これらを含め
た多変量解析では、mRS 0 に対しては水素吸入の有効性が示されていた(オッズ比 4.37 95%信頼区間:
1.22 ‒ 15.66, P=0.02)。」

2.総括報告書
総括報告書 12.2.3 有害事象の分布における表 19 について、水素群と非水素群の合計だけではな
く、各群での発現例数、発現件数を提示し、水素群に特有の有害事象が認められていないことを説明
してください。
【回答】
表 19 に水素群と対照群、件数と発生人数とを追記しました。
これに付随して、P31、12.2.2 有害事象の表示 に以下を追記しました。
「発生件数は投与開始 24 時間後、48 時間後、72 時間後、第 14 病日、30 病日、90 病日に観察された
件数の合計を示しており、時系列で継続している場合の重複があるため、人数を追記した。発生人数に
ついて水素群と対照群とで有意差が観察された事象はなかった(合計人数 5 人以上の場合に検定、脳
神経系:P=0.80、呼吸器系:P=0.27、肺炎:P=0.21、循環器系:P=0.15、合計:P=0.62、いずれもカイ二乗
検定)。」

3.特定臨床研究総括報告書
特定臨床研究総括報告書(ver1.2)に付記されている統計解析計画書(第 3 版)では、早期終了に
伴う統計解析計画の修正がなされ、追加解析が計画されていますが、この追加解析の結果及び追加
試験の実施の可否について説明してください。

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