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薬ー1○高額医薬品(認知症薬)に対する対応について (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00074.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第210回 10/4)《厚生労働省》 |
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(参考)米国の価格設定の考え方
製造販売業者は、米国における価格設定の考え方について以下のとおり公表している。
LEQEMBIが疾病の経過に与える影響を、米国社会における1人当たりの年
間価値(現在価値)として、a)質調整生存年(QALY:Quality-Adjusted Life
Year)の増加分(SOCとの比較)、b)支払意思額(WTP:Willingness to
Pay)の閾値、c)総費用の差額(SOCとの比較)、d)投与期間の4要素の現
在価値から、以下の式に従って算出しました。なお、医療経済評価で検討さ
れる費用やベネフィット、期間は、将来の価値を割引して現在価値として調
整する必要があります。
当事者様に対する年間価値=
QALYの増加分 × WTP閾値 + 総費用の差額
投与期間
(略)
4つの要素を現在価値に換算すると、a)0.64 QALYsの増加、b)1QALY獲
得当たり WTP閾値20万ドル、c)総費用の差額7,415ドル、d)治療期間3.6年
となり、社会的観点からのLEQEMBIの当事者様1人あたりの年間価値は
37,600ドル(519万円注1)と推定されます。
当社は、LEQEMBIによる1人当たりの年間社会的価値を37,600ドル(519万
円 注1)と推定していますが、より幅広い当事者様アクセスの促進、経済的
負担の軽減、医療システムの持続可能性への貢献をめざし、LEQEMBIの年
間卸業社購入価格(WAC:Wholesale Acquisition Cost注2)を年間社会的
価値を下回る26,500ドル(366万円 注 1 )に設定することを決定しました
(201試験およびClarity AD試験に基づき、米国の平均体重75kgの当事者様に
10mg/kg を隔週点滴投与)。
※事務局注
1:日本円の記載は事務局で追記した。(9月の日銀省令レート 1ドル138円)
2:日本の薬価制度では、米国のWACの価格は、外国平均価格調整で参照する価格ではない。
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製造販売業者は、米国における価格設定の考え方について以下のとおり公表している。
LEQEMBIが疾病の経過に与える影響を、米国社会における1人当たりの年
間価値(現在価値)として、a)質調整生存年(QALY:Quality-Adjusted Life
Year)の増加分(SOCとの比較)、b)支払意思額(WTP:Willingness to
Pay)の閾値、c)総費用の差額(SOCとの比較)、d)投与期間の4要素の現
在価値から、以下の式に従って算出しました。なお、医療経済評価で検討さ
れる費用やベネフィット、期間は、将来の価値を割引して現在価値として調
整する必要があります。
当事者様に対する年間価値=
QALYの増加分 × WTP閾値 + 総費用の差額
投与期間
(略)
4つの要素を現在価値に換算すると、a)0.64 QALYsの増加、b)1QALY獲
得当たり WTP閾値20万ドル、c)総費用の差額7,415ドル、d)治療期間3.6年
となり、社会的観点からのLEQEMBIの当事者様1人あたりの年間価値は
37,600ドル(519万円注1)と推定されます。
当社は、LEQEMBIによる1人当たりの年間社会的価値を37,600ドル(519万
円 注1)と推定していますが、より幅広い当事者様アクセスの促進、経済的
負担の軽減、医療システムの持続可能性への貢献をめざし、LEQEMBIの年
間卸業社購入価格(WAC:Wholesale Acquisition Cost注2)を年間社会的
価値を下回る26,500ドル(366万円 注 1 )に設定することを決定しました
(201試験およびClarity AD試験に基づき、米国の平均体重75kgの当事者様に
10mg/kg を隔週点滴投与)。
※事務局注
1:日本円の記載は事務局で追記した。(9月の日銀省令レート 1ドル138円)
2:日本の薬価制度では、米国のWACの価格は、外国平均価格調整で参照する価格ではない。
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