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費ー1参考3-1○制度見直しに関する検討(その2)について (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000182080_00016.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会(第65回 10/4)《厚生労働省》 |
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② 分析枠組み決定の際の比較対照技術の適切な選定
比較対照技術選定に関する事例
公表情報をもとに製薬協作成
エムガルティ (ガルカネズマブ)
片頭痛予防薬の2剤目の治療又は3剤目の治療を行う患者と片頭痛予
防薬の3剤目の治療を中止した患者の割合(NDB共同解析)
費用対効果評価専門組織において決定された比
較対照技術を選定する目的で、片頭痛予防薬の1
人1日あたりの使用量に関するNDBの共同解析
を実施した。
集計項目
2nd, 3rd lineとして処方された割合はバルプロ
酸の方が圧倒的に多いにも関わらず、比較対照技
術としては最も安価なプロプラノロールが選定さ
れた。
ポライビー
(ポラツズマブ
ベドチン)
ロメリジン(中止)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(継続)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(継続)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(中止)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(中止)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(中止)→プロプラノ
ロール(継続)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(中止)→バル
プロ酸(継続)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(中止)→プロプラノ
ロール(中止)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(中止)→バル
プロ酸(中止)
総計
91,418
2,463
439
11,417
2,360
187
2剤目の
治療又は
3剤目の
治療を行
う患者
137
809
498
3剤目の
治療を中
止した患
者
109,728
決定された分析枠組み
対象とする疾患
分析対象
集団
患者数
比較対照技術
実際の分析での
比較対照技術
(A)再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(2次治療)
リツキシマブを含む救援化学療法
のうち最も費用対効果のよいもの
R-ICE療法
(B) 再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(3次治療以降)
リツキシマブを含む救援化学療法
のうち最も費用対効果のよいもの
R-ICE療法
• 比較対照技術は「最も費用対効果のよいもの」と合意しているが、専門組織の検討事項として「最も安価なレジメンを使用した
としても予後に直接の影響がないと考えるものを比較対照技術としている」という見解が示されている
• 結果的に比較対照技術として分析されたのは「R-ICE療法」だが、実臨床での使用割合は0.9%(2次治療)、1.3%(3次治療)
という報告※1があり、専門組織の議論においても製造販売業者から「ほぼ数%、2~3%ぐらい」という陳述がなされている 14
※1 fon-2021-0400.pdf (nih.gov)
比較対照技術選定に関する事例
公表情報をもとに製薬協作成
エムガルティ (ガルカネズマブ)
片頭痛予防薬の2剤目の治療又は3剤目の治療を行う患者と片頭痛予
防薬の3剤目の治療を中止した患者の割合(NDB共同解析)
費用対効果評価専門組織において決定された比
較対照技術を選定する目的で、片頭痛予防薬の1
人1日あたりの使用量に関するNDBの共同解析
を実施した。
集計項目
2nd, 3rd lineとして処方された割合はバルプロ
酸の方が圧倒的に多いにも関わらず、比較対照技
術としては最も安価なプロプラノロールが選定さ
れた。
ポライビー
(ポラツズマブ
ベドチン)
ロメリジン(中止)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(継続)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(継続)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(中止)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(中止)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(中止)→プロプラノ
ロール(継続)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(中止)→バル
プロ酸(継続)
ロメリジン(中止)→バルプロ酸(中止)→プロプラノ
ロール(中止)
ロメリジン(中止)→プロプラノロール(中止)→バル
プロ酸(中止)
総計
91,418
2,463
439
11,417
2,360
187
2剤目の
治療又は
3剤目の
治療を行
う患者
137
809
498
3剤目の
治療を中
止した患
者
109,728
決定された分析枠組み
対象とする疾患
分析対象
集団
患者数
比較対照技術
実際の分析での
比較対照技術
(A)再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(2次治療)
リツキシマブを含む救援化学療法
のうち最も費用対効果のよいもの
R-ICE療法
(B) 再発又は難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫
(3次治療以降)
リツキシマブを含む救援化学療法
のうち最も費用対効果のよいもの
R-ICE療法
• 比較対照技術は「最も費用対効果のよいもの」と合意しているが、専門組織の検討事項として「最も安価なレジメンを使用した
としても予後に直接の影響がないと考えるものを比較対照技術としている」という見解が示されている
• 結果的に比較対照技術として分析されたのは「R-ICE療法」だが、実臨床での使用割合は0.9%(2次治療)、1.3%(3次治療)
という報告※1があり、専門組織の議論においても製造販売業者から「ほぼ数%、2~3%ぐらい」という陳述がなされている 14
※1 fon-2021-0400.pdf (nih.gov)