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全世代型社会保障の構築に向けた「社会保障の改革工程」について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai14/gijisidai.html |
出典情報 | 全世代型社会保障構築会議(第14回)(10/4)《内閣官房》 |
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被用者保険の適用拡大の意義
○ 被用者保険の適用拡大には、①被用者にふさわしい保障の実現、②働き方や雇用の選択を歪めない制度の構築、
③社会保障の機能強化という3つの意義がある。
①被用者にふさわしい保障の実現
被用者でありながら国民年金・国民健康保険加入となっている者に対して、被用者による支えあいの仕組み
である厚生年金による保障(報酬比例の上乗せ給付)や、健康保険による保障(病気や出産に対する傷病手
当金や出産手当金の支給)が確保される。
保険料についても、被用者保険では労使折半の負担となる。
②働き方や雇用の選択を歪めない制度の構築
労働者の働き方や、企業による雇い方の選択において、社会保険制度における取扱いによって選択を歪めら
れたり、不公平を生じたりすることがないようにする。
適用拡大などを通じて働き方に中立的な制度が実現すれば、働きたい人の能力発揮の機会や企業運営に必要な労働力が
確保されやすくなることが期待できる。
③社会保障の機能強化
適用拡大によって厚生年金の適用対象となった者は、国民年金のような未納もなく、基礎年金に加え、報酬
比例給付による保障を受けられるようになり、無年金・低年金を防ぐことができる。
適用拡大は、どのような働き方でも共通に保障される基礎年金の水準の確保につながり、所得再分配機能の維持に資する。
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○ 被用者保険の適用拡大には、①被用者にふさわしい保障の実現、②働き方や雇用の選択を歪めない制度の構築、
③社会保障の機能強化という3つの意義がある。
①被用者にふさわしい保障の実現
被用者でありながら国民年金・国民健康保険加入となっている者に対して、被用者による支えあいの仕組み
である厚生年金による保障(報酬比例の上乗せ給付)や、健康保険による保障(病気や出産に対する傷病手
当金や出産手当金の支給)が確保される。
保険料についても、被用者保険では労使折半の負担となる。
②働き方や雇用の選択を歪めない制度の構築
労働者の働き方や、企業による雇い方の選択において、社会保険制度における取扱いによって選択を歪めら
れたり、不公平を生じたりすることがないようにする。
適用拡大などを通じて働き方に中立的な制度が実現すれば、働きたい人の能力発揮の機会や企業運営に必要な労働力が
確保されやすくなることが期待できる。
③社会保障の機能強化
適用拡大によって厚生年金の適用対象となった者は、国民年金のような未納もなく、基礎年金に加え、報酬
比例給付による保障を受けられるようになり、無年金・低年金を防ぐことができる。
適用拡大は、どのような働き方でも共通に保障される基礎年金の水準の確保につながり、所得再分配機能の維持に資する。
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