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11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です。 (2 ページ)

公開元URL https://www.cfa.go.jp/press/ce2f4266-d85b-47e2-8cd0-387c59f9d791/
出典情報 11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です(10/20)《こども家庭庁》
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SIDS とは
■SIDS は、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、
窒息などの事故とは異なります。
■令和4年には 47 名の乳幼児が SIDS で亡くなっており、乳児期の死亡原因としては
第4位となっています。
乳幼児突然死症候群死亡者数の推移
(人口動態統計)

(人)
600
526 538
500
400
300
200
100

399 412 363

328 285
244 232

196 194 158 168 157 147 148 152 125 145
96 109 77

61 78

95 81

47

0
平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 令和 令和 令和 令和
8年 9年 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 元年 2年 3年 4年
年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年

乳幼児突然死症候群(SIDS)発症リスクを低くするための3つのポイントとは
SIDS の予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、
SIDS の発症率が低くなるというデータがあります。
■1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDS は、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝
かせたときの方が SIDS の発症率が高いということが研究者の調査から分かっていま
す。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあ
おむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
■できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で
育てられている赤ちゃんの方が SIDS の発症率が低いということが研究者の調査から
分かっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。
■たばこをやめましょう
たばこは SIDS 発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重
が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身
の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。