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(資料9)基準病床数算定式に関する考え方(竹島参考人) (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24234.html
出典情報 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会(第6回 3/3)《厚生労働省》
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研究班における指標例構成(案)の考え方
• 精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築と多様な精神疾患等に対応できる医療連携
体制の構築という方向性を踏まえつつ、他の4疾患の指標例の構造に近づけ、「予防・相談支
援」「医療」「地域支援」を横軸、「ストラクチャー」、「プロセス」、「アウトカム」を縦
軸とする。

• 指標例をとおして、自治体が、精神保健医療の提供体制や提供状況を点検・モニタリングでき
るようにする。自治体は、必要に応じて、都道府県をいくつかのブロックに分け、地域精神医
療の提供体制や提供状況を確認することができる。
• 第七次医療計画の指標例の17疾患等は、common disordersの領域(うつ病、統合失調症、認知
症など)、専門領域(依存症、摂食障害、発達障害、児童・思春期など)、政策領域(自殺対
策、災害精神医療など)に大別する。そのうえで、common disordersの領域は身近な医療の確
保、専門領域と政策領域は提供体制の確保を確認できるようにする。
• 都道府県が保有する情報をできるだけ活用できるようにして、都道府県の事務負担を小さくす
る。


アウトカム指標は、(1)適切な予防・相談支援により精神科医療の必要な場合に速やかに
その導入が行われること、(2)必要な場合に適切な地域支援につなぐことができること、
(3)必要なときに速やかに入院治療が受けられるが入院期間は短縮されることを想定して、
「時点退院率」「地域平均生活日数」「平均在院日数」、「『1年未満』に対する『1年以上5
年未満』の患者数の比を挙げる。また、地域で孤立しないよう伴走することのできる地域支
援体制により自殺死亡率は減少することが期待されることから「自殺死亡率」を挙げる。

• 提供される精神医療の内容としては、患者の状態に応じ、かつ行動制限を最小にした、適切な
処遇が促進されることを挙げ、ストラクチャー、プロセスに組み込む。
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