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患-2○患者申出療養の総括報告書に関する評価について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203222_00029.html
出典情報 患者申出療養評価会議(第47回 12/21)《厚生労働省》
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5.12.21
(別紙)

患者申出療養 総括報告書に関する評価表(告示旧8)
評価委員

主担当: 寺田 智祐
副担当: 新谷 歩
技術専門員:

患者申出療養の名称



省次

免疫グロブリンGサブクラス4自己抗体陽性難治性慢性炎症性
脱髄性多発神経炎患者に対するリツキシマブ追加投与療法

申請医療機関の名称

名古屋大学医学部附属病院

医療技術の概要

(概要)IgG4サブクラス自己抗体のうち、もっとも高頻度にみら
れるneurofascin-155(NF-155)抗体陽性のCIDP患者で、過去
にCIDPの治療を目的にリツキシマブを静脈内投与した患者、
あるいは「免疫グロブリンG サブクラス4(IgG4)自己抗体陽性
の難治性慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)患者に対する
リツキシマブ(遺伝子組換え)の有効性及び安全性を検討する
探索的臨床試験(RECIPE試験)」に参加し、リツキシマブ又は
プラセボを静脈内投与した患者において、リツキシマブ)を再度
又は初回投与した時の有効性及び安全性を評価する。
(効果)リツキシマブ(遺伝子組換え)は、ヒト成熟B細胞膜上の
CD20抗原を標的に、抗体及び補体依存性の傷害機序を介し
てB細胞を選択的に枯渇させ、分化後の形質細胞と抗体産生
を強力かつ長期にわたり抑制可能である。Fc受容体結合能や
補体活性化機能については他のサブクラスとは異なる特徴を
有するIgG4による自己抗体陽性CIDPに対しては、髄鞘傷害を
きたす候補分子は限られていることから、他の分子標的薬より
リツキシマブ(遺伝子組換え)は効果的に病態介入が可能と考
えられる。
IgG4サブクラス自己抗体陽性CIDP患者に対するリツキシマブ
の有効性を確認した報告や名古屋大学の自験例(未発表)に
おいて、難治性のIgG4サブクラス自己抗体陽性CIDP患者に対
し、リツキシマブを投与した1 例の経験があり、投与後8年程度
にわたり抗体価陰転化とともに臨床的に完全寛解に至った事

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