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令和4年度(2022年度)医療費(電算処理分)の地域差分析 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/database/iryomap/index.html
出典情報 令和4年度(2022年度)医療費(電算処理分)の地域差分析(12/28)《厚生労働省》
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Ⅰ 1人当たり年齢調整後医療費/地域差指数について


医療費の地域差の要因としては人口の年齢構成、病床数等医療提供体制、健康活動の状況・
健康に対する意識、受診行動、住民の生活習慣、医療機関側の診療パターンなどが指摘され
ている。



本分析では、このうち人口の年齢構成の相違による分を補正した「1人当たり年齢調整後医
療費」と、それを全国平均の1人当たり医療費で指数化した「地域差指数」を用いて地域差
分析を行った。



都道府県別の1人当たり年齢調整後医療費及び地域差指数の算出に用いた計算式は以下のと
おりである※1 。
:全国の年齢階級 i の加入者数
:全国の加入者数
:当該地域の年齢階級 i 、診療種別 j
:全国の年齢階級 i

、診療種別 j

の1人当たり医療費

の1人当たり医療費

とすると、
当該地域の1人当たり年齢調整後医療費及び地域差指数は次式で計算される。
(1人当たり年齢調整後医療費)
=(仮に当該地域の加入者の年齢構成が
全国平均と同じだとした場合の1人当たり医療費)
= (Σ , · )/
(地域差指数)



(1人当たり年齢調整後医療費)
(全国平均の1人当たり医療費)
( ,
( ,

·

)/

·

)/



,

,

·

·

また、地域差指数の全国平均からのかい離(地域差指数-1)に対する
年齢階級 i 、診療種別 j の寄与度は以下のとおり※2 。
(年齢階級 i


( ·

,

、診療種別 j の寄与度)
― ·
·

)

※1

年齢調整の方法には、当該地域の年齢階級別1人当たり医療費を算出して計算する直接法のほか、
当該地域の年齢階級別1人当たり医療費を算出せずに計算する間接法がある。
直接法による年齢調整は地域差の要因分解が容易と考えられることや、間接法による年齢調整で
は年齢階級別1人当たり医療費が同じでも地域差指数が異なる場合があることなどを踏まえ、本分
析では、直接法による年齢調整を採用している。
※2 入院及び入院外の地域差指数に対しては、さらに疾病分類別の寄与度を同様の考え方で算出して
いる。また、三要素別/新三要素別の寄与度の算出方法については、後掲の「補記 地域差の三要素
別/新三要素別寄与度について」を参照。

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