Ⅰ

１人当たり年齢調整後医療費/地域差指数について

＜本分析に使用した基礎数値＞
• 年齢階級別加入者数
全制度計：
「令和４年10月１日現在人口推計」（総務省統計局）による都道府県別、年齢階級別の
総人口。ただし85歳以上については「令和４年度後期高齢者医療制度被保険者実態調
査」（厚生労働省保険局）による都道府県別、年齢階級別被保険者数を用いて５歳階級
別に按分している。
市町村国民健康保険：
「令和４年度国民健康保険実態調査」（厚生労働省保険局）の「保険者票編」（速報）
による９月末現在の保険者別、年齢階級別被保険者数。
後期高齢者医療制度：
「令和４年度後期高齢者医療制度被保険者実態調査」による９月末現在の都道府県別、
年齢階級別被保険者数。
• 診療種別、疾病分類別、年齢階級別医療費
NDBから抽出した令和４年度分（令和４年４月～令和５年３月診療分）の全レセプトを
対象として、医療保険・公費負担医療分の医療費を、都道府県別、診療種別、疾病分類
別、年齢階級別に集計したもの。
―――「診療種別」について―――
・

医科診療医療費（入院）と入院時食事・生活療養に係る医療費（医科分）の合計を「入院」、医
科診療医療費（入院外）と調剤医療費の合計を「入院外」、歯科診療医療費と入院時食事・生活
療養に係る医療費（歯科分）の合計を「歯科」としている。訪問看護医療費及び療養費等はいず
れにも含まれない。

―――「疾病分類」について―――
・

社会保険表章用疾病分類（平成30年３月28日保発第0328第４号）による122分類に基づき主傷病
ベースで集計したものを、大分類に集約して集計している。なお、主傷病コードに「01」が記録
されていない場合は、レセプト内の傷病レコードのうち一番最初に記載されている傷病を主傷病
として集計している。

・

疾病分類別の寄与の算出においては、疾病分類不詳の医療費は、年齢階級別に当該都道府県の各
疾病分類別医療費により按分している※１。なお、調剤医療費については、調剤レセプトから疾病
に関する情報が得られないため、調剤レセプトを入院外レセプトに紐付けした上で、当該入院外
レセプトから得られる疾病をもとに、疾病分類別に集計している※２。

※１ 「疾病分類不詳」として集計されているレセプトは、全制度計では、入院レセプト件数の1.4％、入院外
レセプト件数の1.8％、市町村国民健康保険では、入院レセプト件数の1.3％、入院外レセプト件数の1.7％、
後期高齢者医療制度では、入院レセプト件数の1.4％、入院外レセプト件数の2.4％となっている。
※２

入院外レセプトと調剤レセプトの紐付けは、以下のレコード項目を用いて行っている。入院外レセプトと
紐付けできなかった調剤レセプトの医療費については、疾病分類不詳として集計した上で、最終的に上記の
方法で各疾病分類に按分される。
入院外：
調 剤：

診療年月、都道府県、点数表、医療機関コード、ＩＤ１
調剤年月、都道府県（医療機関名称・所在地）、点数表（医療機関名称・所在地）、
医療機関（医療機関名称・所在地）、ＩＤ１

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