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資料1-1 小児慢性特定疾病ごとに厚生労働大臣が定める疾病の状態の程度の一部を改正する件(案)に関する意見募集の結果について(案) (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37546.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第54回 2/6)社会保障審議会 小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病検討委員会(第2回 2/6)(合同開催)《厚生労働省》
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せる方が良いのですが。また、オーストラリアの基準(参考文
献 7,8)は独自ですが、非常に科学的に検討されており、一考
する価値があります。
このように小児慢性特定疾病事業における成長ホルモン分
泌不全性低身長の追加規定の削除は医学的に無意味である
ため、経済的・財政的にも損失の方が大きくなります。とは言
え、現在の追加規定、そもそもの保険適応基準にも大きな問
題がありますので、この機会に患者にも社会にもより適切な診
断基準を再検討するべきであると考えます。手間と労力と費用
もかかると思われますが、現在の不適切な診断基準を用いて
無意味な治療が蔓延する状況での経済的損失を考えると些細
なものではないでしょうか。統計の専門家のみならず、統計に
理解のある国民であれば現在の診断基準の問題は明らかに
わかるものでありますし、そのような問題を放置することだけは
あってはならないと思います。今回、ご指摘させていただいて
おりますので、将来に疑念が呈されたときにも問題なく返答で
きるようご検討いただくことが必要と存じます。
他の追加規定の撤廃に関しましては異論ございません。
参考文献
1.松井克之. 低身長の成長ホルモン分泌刺激試験 いくつ
負荷試験するの?. 小児科診療. 第 80 巻 6 号 pp713-717.
2017
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