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資料3一般用医薬品等(OTC医薬品)の在り方について (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37830.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 医薬品医療機器制度部会(令和5年度第1回 2/9)《厚生労働省》 |
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スイッチOTC化が可能と考えられる医薬品の考え方
( 「 医 療 用 か ら 要 指導 ・一 般用 へ の転 用に 関 する 評価 検討 会 議」 にお け る「 中間 とり ま とめ 」よ り)
(1)スイッチOTC化する上で満たすべき基本的要件
○
人体に対する作用が著しくないものであって、使用者の状態やその変化に応じて、医師による薬剤選択や用量調整等(他剤との
併用も含む)を必要としない医薬品であること。
○ 以下のいずれかのような医薬品であること。
➢ 使用する際に使用者自身が症状から判断することが可能であり、使用者自身が適正に購入し短期間使用できる医薬品であること。
➢ 初発時は、使用者のみでは自己判断が難しい症状であるものの、一定期間内の診断情報、服薬指導等といった医師、薬剤師によ
る一定の関与により、使用者が適正に購入し使用できる医薬品であること。
○ 原疾患以外の症状をマスクするリスク等を含め、医療機関への受診が遅れることによって生じるリスクについて、講じる対策に
より許容可能なリスクにできること。
○ スイッチOTC化した際に懸念される公衆衛生上のリスク(医薬品の濫用等)について、講じる対策により許容可能なリスクにで
きること。
(2)今後スイッチOTC化が考えられるもの
○
基本的要件で示した疾患に該当するもので、これまでにOTC医薬品として承認されている医薬品には、具体的に次のようなもの
がある。
➢ 自覚症状により自ら、服薬の開始・中止等の判断が可能な症状に対応する医薬品(アレルギー性鼻炎用点鼻薬、胃腸薬、水
虫・たむし用薬、解熱鎮痛薬等)
➢ 再発を繰り返す症状であって、初発時の自己判断は比較的難しい症状であるものの、再発時においては自ら、症状の把握、服
薬開始・中止等の判断が可能なものに対する医薬品(過敏性腸症候群再発症状改善薬、膣カンジダ再発治療薬、口唇ヘルペス
再発治療薬等)
○ 更なる薬効群のスイッチOTC化を進めていくためには、OTC医薬品を取り巻く環境の整備がより強く求められている。
○ これらの環境の整備に関する要件が整えば、新たにスイッチOTC化が考えられるものとして、検討会議において、次のような医
薬品が議論された。なお、自覚症状がないものに使用する医薬品については、スイッチOTC化すべきではないとの意見もあった。
➢ 医師の管理下での処方で長期間状態が安定しており、対処方法が確定していて自己による服薬管理が可能な医薬品等
○ 前記について、スイッチOTC化の適切性は個別の成分毎に議論されるものであるが、どのような薬効群の医薬品がスイッチOTC
化の対象となるのか、その具体的な条件については、各ステークホルダーの連携等の更なる環境の整備の状況も踏まえつつ、個
別の成分の議論等を通じて、今後も議論が進められる必要がある。
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( 「 医 療 用 か ら 要 指導 ・一 般用 へ の転 用に 関 する 評価 検討 会 議」 にお け る「 中間 とり ま とめ 」よ り)
(1)スイッチOTC化する上で満たすべき基本的要件
○
人体に対する作用が著しくないものであって、使用者の状態やその変化に応じて、医師による薬剤選択や用量調整等(他剤との
併用も含む)を必要としない医薬品であること。
○ 以下のいずれかのような医薬品であること。
➢ 使用する際に使用者自身が症状から判断することが可能であり、使用者自身が適正に購入し短期間使用できる医薬品であること。
➢ 初発時は、使用者のみでは自己判断が難しい症状であるものの、一定期間内の診断情報、服薬指導等といった医師、薬剤師によ
る一定の関与により、使用者が適正に購入し使用できる医薬品であること。
○ 原疾患以外の症状をマスクするリスク等を含め、医療機関への受診が遅れることによって生じるリスクについて、講じる対策に
より許容可能なリスクにできること。
○ スイッチOTC化した際に懸念される公衆衛生上のリスク(医薬品の濫用等)について、講じる対策により許容可能なリスクにで
きること。
(2)今後スイッチOTC化が考えられるもの
○
基本的要件で示した疾患に該当するもので、これまでにOTC医薬品として承認されている医薬品には、具体的に次のようなもの
がある。
➢ 自覚症状により自ら、服薬の開始・中止等の判断が可能な症状に対応する医薬品(アレルギー性鼻炎用点鼻薬、胃腸薬、水
虫・たむし用薬、解熱鎮痛薬等)
➢ 再発を繰り返す症状であって、初発時の自己判断は比較的難しい症状であるものの、再発時においては自ら、症状の把握、服
薬開始・中止等の判断が可能なものに対する医薬品(過敏性腸症候群再発症状改善薬、膣カンジダ再発治療薬、口唇ヘルペス
再発治療薬等)
○ 更なる薬効群のスイッチOTC化を進めていくためには、OTC医薬品を取り巻く環境の整備がより強く求められている。
○ これらの環境の整備に関する要件が整えば、新たにスイッチOTC化が考えられるものとして、検討会議において、次のような医
薬品が議論された。なお、自覚症状がないものに使用する医薬品については、スイッチOTC化すべきではないとの意見もあった。
➢ 医師の管理下での処方で長期間状態が安定しており、対処方法が確定していて自己による服薬管理が可能な医薬品等
○ 前記について、スイッチOTC化の適切性は個別の成分毎に議論されるものであるが、どのような薬効群の医薬品がスイッチOTC
化の対象となるのか、その具体的な条件については、各ステークホルダーの連携等の更なる環境の整備の状況も踏まえつつ、個
別の成分の議論等を通じて、今後も議論が進められる必要がある。
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