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【資料2】吉備中央町提出資料 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37777.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループ(第2回 2/7)《厚生労働省》
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救急救命士による
エコー検査の安全性、難易度、教育体制
処置の
安全性

処置の
難易度
教育体制

14

エコーを傷病者に対して当てるのみであり、侵襲性がない。
(聴診器の使用による心音・呼吸音の聴取と同等)


救急救命士のエコー検査は、遠隔地の医師の細かな指示の下で実施することを前提とし、かつ、主に
腹部に実施することを想定していることから、エコーの操作や画像の判読補助をする基礎的な能力が
あれば十分に対応可能である。



救急救命士による基礎的能力の習得に向けて、吉備中央町では、2022年12月13日にVRと2D用
に教育コンテンツを作成し、医療従事者による直接指導を行うハンズオン講習と合わせて2時間の講習
会を行うほか、実技による効果測定を実施した(エコー検査の経験がない岡山市消防救急救命士
28名が参加)。



講習の結果、エコーによる外傷初期診療に用いるFAST※については、講習受講後、4回の実技によ
り十分に手技の習得が可能であることが明らかになった。

教育用コンテンツ

VR動画

講習会の様子

2Dアニメーション

※ Focused Assessment with Sonography for Trauma:
ショックに陥る可能性のある損傷を鑑別するため、エコーにより、心嚢腔、腹腔、胸腔の液体貯留の有無を迅速に確認する手法。