よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料2 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38193.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第140回 3/5)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

健康に配慮した飲酒に関するガイドライン <概要>

〇 アルコール健康障害対策基本法に基づく計画の第2期計画(令和37年度)において、 飲酒に伴うリスクに関する知識の普及を図るため、国民の
それぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断に資する「飲酒ガイドライン」を作成することとされている。

ガイドラインの主な内容

| 1 アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響 |

〇飲酒による身体等への影響

・ 飲酒による影響には個人差があり、例えば年齢、性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異なる。
〇過度な飲酒による影響

・ 過度な飲酒や、飲酒後の行動によって、疾病発症等や行動面のリスクが高まる可能性がある。

| 2 飲酒量(純アルコール量) |
お酒に含まれる純アルコール量に着目して、自分に合った飲酒量を決めて、 健康に配慮した飲酒を心がけることが重要。
〇純アルコール量は「純アルコール量(g)ニ摂取量(ml) Xx アルコール濃度(度数/100) x 0.8」で表すことができる。
[参考となる飲酒量(純アルコール量)]
飲酒量が少ないほど飲酒ににるリスクが少なくなるとの報告もある。 (世界保健機関(WHO) 等)
・例えば、高血圧は少量でも飲酒自体が発症リスクが上がり、 大腸がんの場合は、 1日当たり約20g程度を超える量の飲酒を続けると発症リスクが上がるなど、疾病ご
とに発症リスクが上がる飲酒量にかかる研究結果を掲載。
・その他、第2期アルコール基本計画等の生活習慣病のリスクを高める量(1日当たり男性40g以上、 女性20g以上)を飲酒している者の目標を掲載。
〇健康に配慮した飲酒の仕方等について
①自らの飲酒状況等を把握する、②あらかじめ量を決めて飲酒をする、③飲酒前又は飲酒中に食事をとる、④飲酒の合間に水(又は炭酸水)を飲むなど、アルコール
をゆっくり分解・吸収できるようにする、⑤一週間のうち、 飲酒をしない日を設ける

| 3 飲酒に係る留意事項 |

〇重要な禁止事項 (法律違反に当たるもの、 飲酒を避けることが必要な場合(妊娠中・授乳期中の飲酒等) )

〇避けるべき飲酒等について
①一時多量飲酒(特に短時間の多量飲酒)、 ②他人への飲酒の強要等、③不安や不眠を解消するための飲酒、④病気等療養中の飲酒や服薬後の飲酒、
⑤飲酒中又は飲酒後における運動・入浴などの体に負担のかかる行動

・令和4年10月一令和5年11月 飲酒ガイドライン作成検討会
・令和5年9月29日 アルコール健康障害対策関係者会議(アルコール健康障害対策基本法 第26条に基づく)
・令和6年2月19日 公表