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参考資料2 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38193.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第140回 3/5)《厚生労働省》 |
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健康に配慮した飲酒に関するガイドライン
1
趣旨
アルコール健康障害対策基本法(平成 25 年法律第 109 号)第 12 条第1項に基づき、
アルコール健康障害対策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定されたアルコール
健康障害対策推進基本計画の第2期計画(以下「第2期計画」という。)においては、そ
の基本的施策として、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図るために、国民
のそれぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断に資する「飲酒ガイドライン
(以下「本ガイドライン」という。)」を作成することとされています。
本ガイドラインは、アルコール健康障害の発生を防止するため、国民一人ひとりがア
ルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自らの予防に必要な注意を払って不適
切な飲酒を減らすために活用されることを目的としています。
なお、本ガイドラインでは、飲酒に係る留意事項等を示しておりますが、アルコール
による影響には個人差があり、また、その時の体調等によっても影響が変わり得るもの
です。
お酒は、その伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒は健
康障害等につながります。飲酒する習慣がない方等に対して無理に飲酒を勧めることは
避けるべきであることにも留意してください。
2
本ガイドラインの内容
本ガイドラインは、基礎疾患等がない 20 歳以上の成人を中心に、飲酒による身体等へ
の影響について、年齢・性別・体質等による違いや、飲酒による疾病・行動に関するリ
スクなどを分かりやすく伝え、その上で、考慮すべき飲酒量(純アルコール量)や配慮
のある飲酒の仕方、飲酒の際に留意していただきたい事項(避けるべき飲酒等)を示す
ことにより、飲酒や飲酒後の行動の判断等に資することを目指すものとします。
※なお、本ガイドラインは、科学的知見の蓄積状況等を踏まえ、必要に応じて見直しを行いま
す。
3 アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について
(1)アルコールの代謝
飲酒した際、飲んだお酒に含まれるアルコールの大半は、小腸から吸収され、血液
を通じて全身を巡り、肝臓で分解されます。アルコールの分解には、体内の分解酵素
と呼ばれる物質等が関与しています(※)が、体質的に分解酵素のはたらきが弱いな
どの場合には、少量の飲酒で体調が悪くなることもあります。
※肝臓で、アルコールはアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸へと分解されます。酢酸
は筋肉や心臓に移動してさらに分解され、最終的に炭酸ガスと水になります。
(2)飲酒による身体等への影響
アルコールは血液を通じて全身を巡り、全身の臓器に影響を与えるため、飲みすぎ
た場合には、いろいろな臓器に病気が起こる可能性があります。飲酒による影響には
個人差があり、例えば年齢、性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異
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趣旨
アルコール健康障害対策基本法(平成 25 年法律第 109 号)第 12 条第1項に基づき、
アルコール健康障害対策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定されたアルコール
健康障害対策推進基本計画の第2期計画(以下「第2期計画」という。)においては、そ
の基本的施策として、飲酒に伴うリスクに関する知識の普及の推進を図るために、国民
のそれぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断に資する「飲酒ガイドライン
(以下「本ガイドライン」という。)」を作成することとされています。
本ガイドラインは、アルコール健康障害の発生を防止するため、国民一人ひとりがア
ルコールに関連する問題への関心と理解を深め、自らの予防に必要な注意を払って不適
切な飲酒を減らすために活用されることを目的としています。
なお、本ガイドラインでは、飲酒に係る留意事項等を示しておりますが、アルコール
による影響には個人差があり、また、その時の体調等によっても影響が変わり得るもの
です。
お酒は、その伝統と文化が国民の生活に深く浸透している一方で、不適切な飲酒は健
康障害等につながります。飲酒する習慣がない方等に対して無理に飲酒を勧めることは
避けるべきであることにも留意してください。
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本ガイドラインの内容
本ガイドラインは、基礎疾患等がない 20 歳以上の成人を中心に、飲酒による身体等へ
の影響について、年齢・性別・体質等による違いや、飲酒による疾病・行動に関するリ
スクなどを分かりやすく伝え、その上で、考慮すべき飲酒量(純アルコール量)や配慮
のある飲酒の仕方、飲酒の際に留意していただきたい事項(避けるべき飲酒等)を示す
ことにより、飲酒や飲酒後の行動の判断等に資することを目指すものとします。
※なお、本ガイドラインは、科学的知見の蓄積状況等を踏まえ、必要に応じて見直しを行いま
す。
3 アルコールの代謝と飲酒による身体等への影響について
(1)アルコールの代謝
飲酒した際、飲んだお酒に含まれるアルコールの大半は、小腸から吸収され、血液
を通じて全身を巡り、肝臓で分解されます。アルコールの分解には、体内の分解酵素
と呼ばれる物質等が関与しています(※)が、体質的に分解酵素のはたらきが弱いな
どの場合には、少量の飲酒で体調が悪くなることもあります。
※肝臓で、アルコールはアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸へと分解されます。酢酸
は筋肉や心臓に移動してさらに分解され、最終的に炭酸ガスと水になります。
(2)飲酒による身体等への影響
アルコールは血液を通じて全身を巡り、全身の臓器に影響を与えるため、飲みすぎ
た場合には、いろいろな臓器に病気が起こる可能性があります。飲酒による影響には
個人差があり、例えば年齢、性別、体質等の違いによって、それぞれ受ける影響が異
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