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参考資料2 健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38193.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第140回 3/5)《厚生労働省》 |
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毎日飲酒を続けた場合、アルコール依存症の発症につながる可能性があります。一週間
の純アルコール摂取量を減らすために、定期的に飲酒をしないようにするなど配慮が必要
です。
5 飲酒に係る留意事項
(1)重要な禁止事項
法律で禁止されている場合や、特殊な状態で飲酒を避けることが必要な場合など、
以下のようなものがあります。
① 法律違反に当たる場合等
・酒気帯び運転等(酒気帯び運転をさせることを含む)
飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力等が低下します。
・20 歳未満の飲酒(20 歳未満に飲酒させることを含む)
脳の発育に悪影響を及ぼし、若い頃からの飲酒によって依存症になる危険性も上がり
ます{33,34,35}。
・飲酒による不適切な状態での動作や判断によって事故や事件を招いてしまう行為
(フォークリフト等の機械の操作、公衆への迷惑行為等)
② 特定の状態にあって飲酒を避けることが必要な場合等
・妊娠中・授乳期中の飲酒{36}
妊娠中の飲酒により、胎児へ胎児性アルコール症候群等をもたらす可能性がありま
す。授乳期中などには、家庭内などの周囲の理解や配慮が必要です。
・体質的にお酒を受け付けられない人(アルコールを分解する酵素が非常に弱い
人等)の飲酒{37}
アルコールを分解する酵素が非常に弱い人は、ごく少量の飲酒でも、強い動悸、急に
意識を失うなどの反応が起こることがあり危険です。
(2)避けるべき飲酒等について
避けるべき飲酒や飲酒に関連した行動には、例えば以下のようなものが挙げられま
す。飲酒をする場合には、自分が現在どのような状況にあるのかを確認し、飲酒に適
するかを個別に判断していく必要があります。
① 一時多量飲酒(特に短時間の多量飲酒)
様々な身体疾患の発症や、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があります。一時多
量飲酒(1 回の飲酒機会で純アルコール摂取量 60g以上)は、外傷の危険性も高めるもの
であり{27}、避けるべきです。
② 他人への飲酒の強要等
飲酒は様々なリスクを伴う可能性があるものであり、他人に無理な飲酒を勧めることは
避けるべきです。併せて、飲酒を契機とした暴力や暴言・ハラスメントなどにつながらな
いように配慮しなければなりません。
③ 不安{38}や不眠{39}を解消するための飲酒
不安の解消のための飲酒を続けることによって依存症になる可能性を高めたり、飲酒に
より眠りが浅くなり睡眠リズムを乱す等の支障をきたすことがあります。
④ 病気等療養中の飲酒や服薬後の飲酒(病気等の種類や薬の性質により変わります)
病気等の療養中は、過度な飲酒で免疫力がより低下し、感染症にかかりやすくなる等の
可能性があります{40}。また、服薬後に飲酒した場合は、薬の効果が弱まったり、副作用が
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の純アルコール摂取量を減らすために、定期的に飲酒をしないようにするなど配慮が必要
です。
5 飲酒に係る留意事項
(1)重要な禁止事項
法律で禁止されている場合や、特殊な状態で飲酒を避けることが必要な場合など、
以下のようなものがあります。
① 法律違反に当たる場合等
・酒気帯び運転等(酒気帯び運転をさせることを含む)
飲酒時には、安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力等が低下します。
・20 歳未満の飲酒(20 歳未満に飲酒させることを含む)
脳の発育に悪影響を及ぼし、若い頃からの飲酒によって依存症になる危険性も上がり
ます{33,34,35}。
・飲酒による不適切な状態での動作や判断によって事故や事件を招いてしまう行為
(フォークリフト等の機械の操作、公衆への迷惑行為等)
② 特定の状態にあって飲酒を避けることが必要な場合等
・妊娠中・授乳期中の飲酒{36}
妊娠中の飲酒により、胎児へ胎児性アルコール症候群等をもたらす可能性がありま
す。授乳期中などには、家庭内などの周囲の理解や配慮が必要です。
・体質的にお酒を受け付けられない人(アルコールを分解する酵素が非常に弱い
人等)の飲酒{37}
アルコールを分解する酵素が非常に弱い人は、ごく少量の飲酒でも、強い動悸、急に
意識を失うなどの反応が起こることがあり危険です。
(2)避けるべき飲酒等について
避けるべき飲酒や飲酒に関連した行動には、例えば以下のようなものが挙げられま
す。飲酒をする場合には、自分が現在どのような状況にあるのかを確認し、飲酒に適
するかを個別に判断していく必要があります。
① 一時多量飲酒(特に短時間の多量飲酒)
様々な身体疾患の発症や、急性アルコール中毒を引き起こす可能性があります。一時多
量飲酒(1 回の飲酒機会で純アルコール摂取量 60g以上)は、外傷の危険性も高めるもの
であり{27}、避けるべきです。
② 他人への飲酒の強要等
飲酒は様々なリスクを伴う可能性があるものであり、他人に無理な飲酒を勧めることは
避けるべきです。併せて、飲酒を契機とした暴力や暴言・ハラスメントなどにつながらな
いように配慮しなければなりません。
③ 不安{38}や不眠{39}を解消するための飲酒
不安の解消のための飲酒を続けることによって依存症になる可能性を高めたり、飲酒に
より眠りが浅くなり睡眠リズムを乱す等の支障をきたすことがあります。
④ 病気等療養中の飲酒や服薬後の飲酒(病気等の種類や薬の性質により変わります)
病気等の療養中は、過度な飲酒で免疫力がより低下し、感染症にかかりやすくなる等の
可能性があります{40}。また、服薬後に飲酒した場合は、薬の効果が弱まったり、副作用が
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