よむ、つかう、まなぶ。
【別添】 (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第5.1版)」について(3/17付 事務連絡)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第 5.1 版)
ージ「医療従事者の不在時における新型コロナウイルス抗原定性検査のガイドライ
ン等について」
( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/
0000121431_00270.html)を参照すること。
※鼻孔から顔の中心に向かって(下鼻道に沿って)挿入することで効率的に粘膜面から採取でき
るとの専門家の意見もある。
唾液
被検者自身による適切な採取を医療従事者が確認することが原則だが、施設等に
おいて無症状者に対して幅広く実施する検査の場合であって、医療従事者が常に立
ち会うことが困難な場合は、実施する施設等の職員が検体採取に関する注意点を理
解した上で確認すること。飛沫を発しにくいため、周囲への感染拡散のリスクが低
い検体と考えられる。検出感度は鼻咽頭ぬぐい液と同程度と考えられ、採取手技に
左右されない利点もあり、実用的な検体である。
唾液の採取は、被検者自身が自然に徐々に流出する唾液を滅菌チューブに 1~2
mL 程度溜める。脱水等で唾液が出ない被検者は、検出感度が低下すると予想される。
飲食(飲水を含む)や歯磨き、うがい直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与
える可能性があり、避けるべきである。明確な基準はないが、目安として、飲食等の
後、歯磨きを行った後、最低 10 分以上、できれば 30 分ほど空けることが望ましい。
被検者自身による唾液採取時に採取容器の外側が汚染する可能性があるため、容
器外側の適切な消毒等の工夫が求められる。
資料 鼻腔検体等を用いた検査にかかる研究結果
1.研究概要
COVID-19 の疑いあるいは確定患者※に
ついて、鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液
2.研究結果
① 鼻腔核酸検出検査と鼻咽頭核酸検出
検査
鼻腔 核酸検出検査
+
-
計
等※※を採取し、核酸検出検査(リアルタイ
ム PCR 感染研法)
、抗原検査(定性)
“エス
プライン”、抗原検査(定量)
“ルミパルス”
による検査結果を比較し、鼻腔ぬぐい液等
の臨床的有用性について検証する。
※
症例数 82 例。
鼻咽頭 +
核酸検出 -
検査 計
56
0
56
11
15
26
67 陽性
15 一致率
82 83.6%
③ 鼻腔抗原定量検査と鼻咽頭核酸検出
検査
鼻腔 抗原検査(定性)
+
-
計
鼻腔 +
核酸検出 -
検査 計
とし、C. 鼻かみ鼻汁液、D. 唾液を可能な範
鼻咽頭 +
核酸検出 -
検査 計
57
1
58
10
14
24
67 陽性
15 一致率
82 85.1%
42
1
43
6
20
26
48 陽性
21 一致率
69 87.5%
④ 鼻腔抗原定性検査と鼻咽頭抗原定性
検査(発症初日から 9 日目以内)
鼻腔 抗原検査(定量)
+
-
計
※※ A. 鼻咽頭ぬぐい液、B. 鼻腔ぬぐい液を必須
囲で採取。
② 鼻腔抗原定性検査と鼻腔核酸検出
検査(発症初日から 9 日目以内)
鼻腔 抗原検査(定性)
+
-
計
鼻咽頭 +
抗原検査 -
(定性) 計
41
2
43
5
21
26
46 陽性
23 一致率
69 89.1%
厚生労働科学研究「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)およびインフルエンザの診断における鼻咽頭拭い液・鼻かみ鼻汁液・唾
液検体を用いた迅速抗原検査の有用性の検証のための研究」
(研究者代表:りんくう総合医療センター感染症センター長 倭 正也)
Ⅰ 検査種類と各種検査の意義
10
ージ「医療従事者の不在時における新型コロナウイルス抗原定性検査のガイドライ
ン等について」
( https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/
0000121431_00270.html)を参照すること。
※鼻孔から顔の中心に向かって(下鼻道に沿って)挿入することで効率的に粘膜面から採取でき
るとの専門家の意見もある。
唾液
被検者自身による適切な採取を医療従事者が確認することが原則だが、施設等に
おいて無症状者に対して幅広く実施する検査の場合であって、医療従事者が常に立
ち会うことが困難な場合は、実施する施設等の職員が検体採取に関する注意点を理
解した上で確認すること。飛沫を発しにくいため、周囲への感染拡散のリスクが低
い検体と考えられる。検出感度は鼻咽頭ぬぐい液と同程度と考えられ、採取手技に
左右されない利点もあり、実用的な検体である。
唾液の採取は、被検者自身が自然に徐々に流出する唾液を滅菌チューブに 1~2
mL 程度溜める。脱水等で唾液が出ない被検者は、検出感度が低下すると予想される。
飲食(飲水を含む)や歯磨き、うがい直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与
える可能性があり、避けるべきである。明確な基準はないが、目安として、飲食等の
後、歯磨きを行った後、最低 10 分以上、できれば 30 分ほど空けることが望ましい。
被検者自身による唾液採取時に採取容器の外側が汚染する可能性があるため、容
器外側の適切な消毒等の工夫が求められる。
資料 鼻腔検体等を用いた検査にかかる研究結果
1.研究概要
COVID-19 の疑いあるいは確定患者※に
ついて、鼻咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液
2.研究結果
① 鼻腔核酸検出検査と鼻咽頭核酸検出
検査
鼻腔 核酸検出検査
+
-
計
等※※を採取し、核酸検出検査(リアルタイ
ム PCR 感染研法)
、抗原検査(定性)
“エス
プライン”、抗原検査(定量)
“ルミパルス”
による検査結果を比較し、鼻腔ぬぐい液等
の臨床的有用性について検証する。
※
症例数 82 例。
鼻咽頭 +
核酸検出 -
検査 計
56
0
56
11
15
26
67 陽性
15 一致率
82 83.6%
③ 鼻腔抗原定量検査と鼻咽頭核酸検出
検査
鼻腔 抗原検査(定性)
+
-
計
鼻腔 +
核酸検出 -
検査 計
とし、C. 鼻かみ鼻汁液、D. 唾液を可能な範
鼻咽頭 +
核酸検出 -
検査 計
57
1
58
10
14
24
67 陽性
15 一致率
82 85.1%
42
1
43
6
20
26
48 陽性
21 一致率
69 87.5%
④ 鼻腔抗原定性検査と鼻咽頭抗原定性
検査(発症初日から 9 日目以内)
鼻腔 抗原検査(定量)
+
-
計
※※ A. 鼻咽頭ぬぐい液、B. 鼻腔ぬぐい液を必須
囲で採取。
② 鼻腔抗原定性検査と鼻腔核酸検出
検査(発症初日から 9 日目以内)
鼻腔 抗原検査(定性)
+
-
計
鼻咽頭 +
抗原検査 -
(定性) 計
41
2
43
5
21
26
46 陽性
23 一致率
69 89.1%
厚生労働科学研究「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)およびインフルエンザの診断における鼻咽頭拭い液・鼻かみ鼻汁液・唾
液検体を用いた迅速抗原検査の有用性の検証のための研究」
(研究者代表:りんくう総合医療センター感染症センター長 倭 正也)
Ⅰ 検査種類と各種検査の意義
10