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【別添】 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第5.1版)」について(3/17付 事務連絡)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第 5.1 版)



検査種類と各種検査の意義

検査の基本的な考え方
COVID-19 における検査については、現在、核酸検出検査(リアルタイム RT-PCR
等)、抗原検査(定性、定量)が実施されている。いずれの検査でも病原体が検出された
場合、検体採取時点における感染が確定される。ただし、ウイルス量が少ない例では
検出限界以下(陰性)となることや、同一被検者でも経時的に排出ウイルス量が変化す
るため、適切なタイミングでの採取が求められる。

1 検査の種類
各種検査法の検出感度や非特異反応を把握し、それぞれの検査法が持つ特徴を理解
することが、適切な判定を行う上で重要である。

1)核酸検出検査
ウイルス遺伝子(核酸)を特異的に増幅する PCR(polymerase chain reaction)法
が用いられる。検体中に遺伝子が存在しているか否かを定量的に確認する方法として、
リアルタイム RT-PCR、簡便かつ短時間で結果判定ができる核酸検出方法として、

LAMP(loop-mediated isothermal amplification)法や TMA(transcription
mediated amplification)法等、等温で反応が進む簡易法がある。
⿟リアルタイム RT-PCR
リアルタイム RT-PCR は定量法であることからウイルス量の比較や推移が評価
できること、コピー数が推定できること等から信頼性が高い。リアルタイム RT-

PCR の検出限界は国立感染症研究所プロトコルでは 5 コピー/tube であるが、各
検査プロトコルやキットにより異なる。
なお、陽性率の低い集団に対して効率的に検体をスクリーニングする目的で、複
数の検体をまとめて検査を行う“検体プール検査法”が行われる場合がある。この場

Ⅰ 検査種類と各種検査の意義

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