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【別添】 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第5.1版)」について(3/17付 事務連絡)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第 5.1 版)

3 検体の取り扱い、保管と輸送
⿟検体の取り扱い
検査精度に関しては、検体によっては非常に多量のウイルスを含む場合もあるた
め検体間の交差汚染(クロスコンタミネーション)が起こらないように配慮する。
安全性確保の面では、被検者自身が採取した検体は、採取容器表面をエタノール
等で消毒し、一次容器表面の汚染の可能性を除去し検査に供する、あるいは輸送し
て取り扱う際には接触予防策をとる。また、検査室では、検体をピペット等で処理す
る際に飛沫発生のリスクがあるため、理想的には安全キャビネットの使用など適切
な対応をとる。
大規模施設や検査専門施設等では安全キャビネット内での検体処理が原則である
が、安全キャビネットがないクリニック等の施設では、検体による汚染拡大防止策
として実施エリアの指定と個人防護具(PPE)で対応することとし、検体の取り扱
い場所については、患者や他のスタッフがいない一定の場所を定めることを推奨す
る。
検体を扱う医療従事者の PPE は、最低限サージカルマスク及び手袋を使用し、自
己ならびに周囲を汚染しないよう注意して検体を取り扱う。ゴーグル、フェイスシ
ールド、エプロンなどの PPE が準備されている施設では、医療従事者の曝露の状況
に応じて、適宜これらを使用する。

⿟検体保管
核酸検出検査の検体は採取後、可及的速やかに検査に供するのが望ましい。必要
に応じてウイルス不活化剤や RNA 安定剤を含む容器を用いてよい。また、核酸検査
用検体の冷凍は避け、冷蔵輸送が推奨される(凍結融解による感度低下を避けるため)


⿟輸送
同一施設内は二次容器に入れ輸送可能。他施設へ輸送する場合は速やかに行うべ
きであり、三重梱包を推奨する。適切に三重梱包が行われる場合は、他の荷物と同
様に扱って差し支えない。

Ⅰ 検査種類と各種検査の意義

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