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資料7 提出資料6(岩井参考人) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40336.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第3回 5/22)《厚生労働省》
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新たな地域医療構想の策定に向けて①
令和4年度以降の調整会議における意見
患者動向等に関する主な意見
• 介護度が高い方や認知症の方が、コロナ後は特に増えており、地域に帰しにくくなっている。
• 救急の受入で多いのは高齢者の方で、独居の方の入院が非常に多い。
• 誤嚥性肺炎や心不全等の慢性疾患の患者が入退院を繰り返しており、入院期間が長くなるという問題と、出口が少ない
ところも課題
• 高齢者、特に介護度の高い方が、いわゆるサブアキュートで入るとなかなか出口がない。医療連携のほか、介護保険や福
祉などとの連携が必要であり、区市町村との連携が不可欠
• 高齢者の診療については、病院だけでなく、老健、介護医療院等介護の施設も含めて対応を考える必要
• 患者像が変わってきて、高度急性期、急性期の看護師が高齢者対応を身につけていないと、対応が難しくなってきている。
• 高齢者救急の受入れがなかなかできないことの根本には、高齢者医療には限界があるという点があるが、ご本人やご家族
がそれを理解していないという症例あり

医療・介護提供に関する主な意見
• 看護師が不足しており、病床を開けられず、病床稼働率も以前と比較して上がっていない。
• 高齢の入院患者が増え、救急患者さんも急増している中で、看護師不足の問題もあるが看護助手の確保についても非常に
困っている。
• ケアマネジャーの高齢化が進む一方、募集をかけてもなかなか集まらず人員が不足している。
• 都内の訪問看護ステーション数は増えているが、訪問介護のヘルパーの確保が難しく、夜間ヘルパーが担うべき業務を訪
問看護ステーションの看護師が担っている状況

○認知症の方や基礎疾患等を抱える高齢患者がより一層増加し、また独居の方も増加等の想定の下、
ニーズに対応できる医療・介護全体での体制構築の議論が必要ではないか。
○既存サービスを提供するための看護師等やケアマネ等の人材確保も厳しい状況であり、

将来に向けて医療・介護の人材確保の状況を踏まえた議論が必要ではないか。

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