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重症児を対象とした児童発達支援施設と他の福祉施設との連携及び嘱託医の役割に関する調査報告 (9 ページ)

公開元URL https://www.jpeds.or.jp/modules/news/index.php?content_id=1398
出典情報 重症児を対象とした児童発達支援施設と他の福祉施設との連携及び嘱託医の役割に関する調査報告(5/30)《日本小児科学会》
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表 7.主治医と嘱託医との連携に関する自由記述(複数記載可)
No

カテゴリー

施設数

記載内容

1

嘱託医の位

23 施設

・嘱託医に何をどのタイミングで聞けばよいか不明。

置づけが不

・児に異常があるときは、通常保護者や主治医とのやりとりが基本であ



り、嘱託医の位置づけが分かりにくい。
・ほとんどが主治医からの指示で嘱託医とのバランスをとることは難し
い。
・重症児・医療ケア児については主治医に相談することがほとんどで、
嘱託医は形だけの存在になっている。など

2

主治医との

14 施設

・医師からの指示は毎月のようにはもらえず、ケアに関する変更などあ

関係の難し

ったとしても事業所側から指示書を依頼しない限りは情報が来ない。



・主治医、嘱託医の多忙さから気軽に相談できない。
・病院の主治医とは電話のみの対応になる。顔見知りになる機会が欲し
い。など

3

主治医・嘱

12 施設

・主治医と嘱託医の連携はほとんどない。

託医間の連

・今は全く連携がないので今後連携をとってもらえるととても助かる。

携がない

・重症心身障害児は体調に変化があった時は、救急医療であり、嘱託医
に報告よりも主治医に連絡し指示を受ける方がよいと感じている。など

4

福祉制度に

7 施設

・医師側が児童発達支援という福祉サービスを知らない。

対する医師

・主治医への依頼で時間を要することも多い。また、養護学校とはこと

の理解不足

なる環境(利用者様に対する看護師の配置人数等)だが、主治医・嘱託
医には理解を得られていないように思う。など

5

新型コロナ

4 施設

・主治医から直接治療方針や現在の病状についての話を聴く機会がなか

ウイルス感

った。

染の影響

・コロナ禍においては子ども同士の交流を徹底的に排除するよう保護者
に指導した医師もおり、子どもが外に出してもらえない時期もあった。
など



適切な人材

3 施設

の不足

・嘱託医は地域の子どもクリニックと提携しているが、重症児に対する
経験はないため、児に関することは主治医との連携のみで対応している。
・一般デイサービスの嘱託医を引き受ける地域の小児科医は多いのに、
医療的ケア児や重症児となると医師会に相談しても嘱託医になる医師は
いない。など

7

施設側の問

2 施設



・管理者自身の把握不足と働きかけ不足
・受け入れ態勢を考えると医療依存度の高い重症な子どもを預るのに躊
躇する。

8

好事例・そ
の他

5 施設

・嘱託医が定期的に往診し、カニューレ事故抜去への対応など研修も行
っている。
・同じグループの医療法人が嘱託医であるため、とても密に連携できて
いる。カルテなども電子カルテでお互い共有できている。など

9