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05 資料2-1 おたふくかぜワクチンについて (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40826.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第26回 6/20)《厚生労働省》
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Je r yl - Lynn 株 を 用 い た M M R ワ クチ ン の 安全 性


Cochrane Reviewにて、Jeryl-Lynn株を用いたMMRワクチン・MMRVワクチン、MMRワクチンと水痘ワクチンの同時接種の症例
における無菌性髄膜炎の発生頻度のオッズ比を検討したメタアナリシスでは有意差を認めなかった。

Di Pietrantonj C et al1 (Cochrane Database of Systematic Reviews, 2020)
研究方法:健康な15歳以下の小児に対してMMRワクチン・MMRVワクチン、
MMRワクチンと水痘ワクチンの同時接種した者を対象とした研究を、the
Cochrane Central Register of Controlled Trials (CENTRAL), MEDLINE,
Embase, the WHO International Clinical Trials Registry Platform, Clinical
Trials.gov を用いて2019年5月2日までの報告または登録された論文を対象と
した。それらを二人の独立した著者が確認し、138本を解析した。うち51本は
ワクチンの有効性に関連し、87本は安全性に関連していた。
それらにおいて、ワクチン接種後の無菌性髄膜炎の発症のオッズ比を検討した
メタアナリシスを実施した。
研究結果:
Jeryl-Lynn株を用いたMMRワクチン・MMRVワクチン、MMRワクチンと水痘
ワクチンの同時接種後の無菌性髄膜炎の発症のオッズ比は
• Case control studyでのメタアナリシスで、接種後30日まででは
✓ 0.85[95%CI 0.21~3.41]
• Person-time-cohort studyのメタアナリシスでは
✓ 1.30[95%CI 0.61~2.56]
であり、いずれも有意差を認めなかった。

1) Di Pietrantonj C, et al. Vaccines for measles, mumps, rubella, and varicella
in children.Cochrane Database Syst Rev. 2021 Nov 22;11(11):CD004407.

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