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05 資料2-1 おたふくかぜワクチンについて (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40826.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第26回 6/20)《厚生労働省》 |
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RIT 4385株を用いたMMRワクチンの有効性
○ 国内外におけるMMRワクチンを1回又は2回接種した健康人に対して、接種後のセロコンバージョン陽性率を比較
した報告のメタアナリシスにおいては、Jeryl-Lynn株とRIT 4385株を用いたワクチン株のセロコンバージョン陽性率
に有意差を認めなかった。
Julie S et al1 (Lancet Infect Dis. 2021)
研究方法:
MMRワクチンを1回又は2回接種した健康人に対して接種後のセロコン
バージョン陽性率について評価しており、英文にて記載され、2019年12
月31日までに登録された報告をPubMed, Web of Science, EMBASEを用
いて検索した。それらを二人の独立した著者が確認し、62本を解析した。
うち50本は免疫原性に係る、12本は持続性に係る報告であった。
それらにおいて、セロコンバージョンになった症例の割合をワクチン株毎
のメタアナリシスを実施した。
また、セロコンバージョンの判定方法はELISAが最も多く47本であった。
測定時期は論文によって様々であった。
研究結果:
Jeryl-Lynn株を用いた報告は23本、RIT 4385株を用いた報告は15本であっ
た。MMRワクチンの1回又は2回接種後のセロコンバージョン陽性率は
✓ Jeryl-Lynn株で93.9%[95%CI 89.6~97.1%]
✓ RIT 4385株で93.4%[95%CI 87.9~97.4%]
であり、Jeryl-Lynn株とRIT 4385株のセロコンバージョン陽性率に有
意差を認めなかった。
1) Julie S, et al. Immunogenicity and persistence of trivalent measles, mumps, and rubella
vaccines: a systematic review and meta-analysis. Lance Infect Dis. 2021 Feb;21(2):286-295
13
○ 国内外におけるMMRワクチンを1回又は2回接種した健康人に対して、接種後のセロコンバージョン陽性率を比較
した報告のメタアナリシスにおいては、Jeryl-Lynn株とRIT 4385株を用いたワクチン株のセロコンバージョン陽性率
に有意差を認めなかった。
Julie S et al1 (Lancet Infect Dis. 2021)
研究方法:
MMRワクチンを1回又は2回接種した健康人に対して接種後のセロコン
バージョン陽性率について評価しており、英文にて記載され、2019年12
月31日までに登録された報告をPubMed, Web of Science, EMBASEを用
いて検索した。それらを二人の独立した著者が確認し、62本を解析した。
うち50本は免疫原性に係る、12本は持続性に係る報告であった。
それらにおいて、セロコンバージョンになった症例の割合をワクチン株毎
のメタアナリシスを実施した。
また、セロコンバージョンの判定方法はELISAが最も多く47本であった。
測定時期は論文によって様々であった。
研究結果:
Jeryl-Lynn株を用いた報告は23本、RIT 4385株を用いた報告は15本であっ
た。MMRワクチンの1回又は2回接種後のセロコンバージョン陽性率は
✓ Jeryl-Lynn株で93.9%[95%CI 89.6~97.1%]
✓ RIT 4385株で93.4%[95%CI 87.9~97.4%]
であり、Jeryl-Lynn株とRIT 4385株のセロコンバージョン陽性率に有
意差を認めなかった。
1) Julie S, et al. Immunogenicity and persistence of trivalent measles, mumps, and rubella
vaccines: a systematic review and meta-analysis. Lance Infect Dis. 2021 Feb;21(2):286-295
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