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【資料1】新型コロナワクチン接種後の遷延する症状への対応について(感染症対策部提出資料)[3.3MB] (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41120.html
出典情報 医薬品等行政評価・監視委員会(第16回 7/4)《厚生労働省》
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総括
1.

本調査は第三報であり、疑義照会により報告施設数及び症例数が増加した。

2.

入院症例において、5例のIgA腎症の事例が報告された。ただし、全例が単一施設・医師からの
報告だった。また、全例が退院し、外来通院で治療が継続されていた。なお、本研究の性質上、
ワクチンとの因果関係を評価することが困難であることから、国内外の他の情報等も含めて検
討する必要がある。

3.

遷延する症状について、症状の持続期間が31日以上等の事例の症状の精査を行ったが、全体の
報告状況と同様に、特定の症状や疾患の報告の集中はみられなかった。また、症状の持続期間
が31日以上等の事例の転帰についても、多くの事例で軽快又は回復していることが確認された。

4.

本調査の性質上、症状とワクチン接種の間の因果関係を検証することはできないが、一部には
症状の回復に長期間かかる事例や、発症から長期間経過しても未回復の事例が報告されている。

5.

遷延する症状を呈する方の診療にあたる医療従事者に必要な情報を提供することが求められる。
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