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○医療DXの推進にかかる診療報酬上の対応について  総-4 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00262.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第 591 回 7/3)《厚生労働省》
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医療DX推進体制整備加算に係るヒアリング
ヒアリング結果

②医科診療所
<マイナ保険証の利用が進んだ事例について>
○ 患者側にわかりやすいメリットがあると利用率が高くなる。
○ 現行の保険証で受付をした患者には、電子カルテを覗いてもらい、ご自身の薬剤情報、特定健診の情報が確認できず、診療に活用で
きないことを説明すると効果的。
○ マイナ保険証を利用すると自己負担が下がる旨を伝えると喜んでもらえるので職員も前向きに声かけしている印象。
○ 義務化前の早期導入時(2022年12月より)から長期間にわたり患者へ声掛けをしているのが、利用率向上につながっている。
<マイナ保険証の利用が進みにくい事例について>
○ 一人一人にマイナ保険証の活用のお願いや説明をすると受付けが遅れ、診療もスムーズに行えず、ひいては患者さんの待ち時間も長
くなるため。更に現状では保険証とマイナの両方が混在しているため受付の処理業務が複雑化し、ミスも起こりやすくなる。
○ 本人確認を顔認証で出来なかった場合、暗証番号の入力をお願いしているが、暗証番号を覚えている患者が少なく、受付業務がス
ムーズに行えない。
○ 当院は高齢者の患者が多いが、高齢者は独自での操作が難しく、使ってもらう際も介助・説明が必要となる。
○ カードリーダーが読み取りエラーを起こしてしまい、患者がマイナ保険証の使用に嫌気が差してしまう。
<その他>
○ 発熱外来は外で受付するため、物理的に紙保険証での対応となっている。
○ オンライン診療が多いが、患者側の環境でマイナ保険証の読み込みに対応しておらず、利用率が上がらない。
○ 加算の施設基準のうち、診察室等でマイナ保険証を利用して取得した診療情報を活用できる体制の要件、電子カルテ情報共有サービ
スの導入要件について、紙のカルテを電子カルテに移行するシステムが分からず、どの業者に依頼すればいいのかすら分からない為、
移行できていない。マイナ保険証の時のように、メーカーを絞り込み国で決まったシステムを導入したい。
○ 電子処方箋の要件について、現電子処方せんシステムをポータルサイト資料で確認したが、一人の患者につきデータと紙の両方で運
用が必要と解釈した。更に、医師の処方入力も今より多くの処理が必要と感じ、対応が難しいと考えている為、届出ない。

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