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資料1-2 看護職員確保の取組について (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41128.html |
出典情報 | 労働政策審議会 職業安定分科会 労働力需給制度部会(第372回 7/24)《厚生労働省》 |
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令和5年度厚生労働省看護職員確保対策特別事業
都道府県ナースセンターにおける職業紹介のあり方に関する調査事業
事業の概要
都道府県ナースセンター、ハローワーク、民間職業紹介事業者における看護職員に対する職業紹介の実態、求職者への相談や就職に向け
ての支援の工夫や課題等を把握し、今後の看護職員の職業紹介の施策検討の基礎資料を収集することを目的として、①三者に対するヒアリ
ング、②関係者(厚生労働省、日本看護協会、自治体、有識者、看護管理者)との意見交換、③三者に対するアンケート調査を実施した。
①ナースセンター、ハローワーク、民間職業
紹介事業者に対するヒアリングの概要
②関係者との意見交換における主な意見
③ナースセンター、ハローワーク、民間職業
紹介事業者に対するアンケートの概要
■ナースセンター(特徴的な取組)
■職業紹介におけるナースセンターの強み・役割
■ナースセンターにおける特徴的な取組
県と共に、ナースセンターの活動を県行政の計画に反映
したり、民間職業紹介事業者と意見交換を行うなど、多様
なステークホルダーと積極的に関わっている。
ナースセンター内では、就労支援の定例会を毎月開催し、
サテライトと相談情報を共有したり、事例検討会として事
例共有・対応検討の場を設けている。また、独自にナース
センターカードを作成・配布し認知度向上を図っている。
ハローワーク施設を使った研修開催(計画)や、求職者
に対する復職研修へのハローワーク職員の講師招へい等の
連携も実施している。
看護職の就業人生に寄り添う機関として、単なる職業紹
介を超えた「専門性の高い人材の育成や派遣」「再就業に
課題を抱える方の復職支援」「訪問看護やへき地等での職
業紹介」への注力を期待する。
看護職にとって働きやすい・魅力的な環境づくりのため、
都道府県を中心とした、地域の医療機関等との対話・処遇
改善に向けた働きかけが重要。
■ハローワーク
夜勤が難しい・時短勤務等、求職者の希望に合うよう、
事業者に求人の分割や工夫を提案したり、他社の求人の例
を示した助言を行っている。
■民間職業紹介事業者
看護師が日常的に接点を持つメディアを有し、転職を考
え始める方に早く働きかけることが可能。求職者には、
「どうして看護師になりたいと思ったのか」から始め、こ
れまでの道のりとこれからの未来について、問を投げかけ
話してもらうことに注力している。
同時に、求人側がどのような患者・利用者にサービスを
提供しており、今後どうしたいと考えているのか、ニーズ
を十分に把握し社内で情報共有しながらマッチングを行っ
ている。
■ハローワークとナースセンターの連携
職業紹介機能については、全国ネットワークを有するハ
ローワークの強みを活かしつつ、ナースセンターは専門性
を活かした「地域の医療機関や医療資源に関する情報提
供」「復職支援」「離職防止・定着支援」を行うことで、
より効果的な求職者支援を期待する。
ナースセンターもハローワークも就職件数が成果目標と
されているため、今後は連携を促進する観点での成果目標
の設定が必要。
■ナースセンターの機能強化
都道府県ナースセンターは人員に限りがあることが多く、
組織的な課題を単独で解決するのが難しい場合があるため、
中央ナースセンターや都道府県が業務標準化、マネジメン
ト、ネットワークづくり等の運営支援に関わることで、都
道府県ナースセンターの組織強化が期待される。
専門的な知見より、求職している看護師の経験・特性を
踏まえたアドバイスを実施している。
復職支援のために、看護の知識・技術の研修など、多様
な研修機会を提供している点も特色となっている。
巡回相談では、実施地域の状況に明るい相談員を派遣す
る、継続支援のためにナースセンターを周知するなどの工
夫が行われている。
■ハローワークからナースセンターへの期待
ナースセンターとの間で、相談内容や求人動向、支援等
に関し定期的な意見交換をしたり、求人者・求職者につい
て、お互いに誘導し合うなどの更なる連携を希望している。
■民間職業紹介事業者の強み
履歴書添削や面接対策、自己分析などの就職支援、就職
後のフォローアップ等に特色がある。職業紹介の強みは求
職者の柔軟な働き方や待遇面の要望等を十分に踏まえて紹
介すること、医療機関や施設等の特徴を踏まえたマッチン
グ等をあげるところが多い。
■職業紹介や情報発信の方法
職業紹介について、ナースセンターは対面、電話、メー
ルが中心である一方、民間事業者はSNSの活用が進んでい
る。情報発信も、民間事業者はSNSの活用が進んでいる。
また、ハローワークの中には、オンラインでの見学会、相
談会を実施しているところもある。
ナースセンター、ハローワーク、民間職業紹介事業者がそれぞれの強みを踏まえ、今あるリソースを活かして、
能力をさらに向上させた上で役割分担し、総合的に、地域で必要とされる人材を供給できるようにすることが肝要。 14
都道府県ナースセンターにおける職業紹介のあり方に関する調査事業
事業の概要
都道府県ナースセンター、ハローワーク、民間職業紹介事業者における看護職員に対する職業紹介の実態、求職者への相談や就職に向け
ての支援の工夫や課題等を把握し、今後の看護職員の職業紹介の施策検討の基礎資料を収集することを目的として、①三者に対するヒアリ
ング、②関係者(厚生労働省、日本看護協会、自治体、有識者、看護管理者)との意見交換、③三者に対するアンケート調査を実施した。
①ナースセンター、ハローワーク、民間職業
紹介事業者に対するヒアリングの概要
②関係者との意見交換における主な意見
③ナースセンター、ハローワーク、民間職業
紹介事業者に対するアンケートの概要
■ナースセンター(特徴的な取組)
■職業紹介におけるナースセンターの強み・役割
■ナースセンターにおける特徴的な取組
県と共に、ナースセンターの活動を県行政の計画に反映
したり、民間職業紹介事業者と意見交換を行うなど、多様
なステークホルダーと積極的に関わっている。
ナースセンター内では、就労支援の定例会を毎月開催し、
サテライトと相談情報を共有したり、事例検討会として事
例共有・対応検討の場を設けている。また、独自にナース
センターカードを作成・配布し認知度向上を図っている。
ハローワーク施設を使った研修開催(計画)や、求職者
に対する復職研修へのハローワーク職員の講師招へい等の
連携も実施している。
看護職の就業人生に寄り添う機関として、単なる職業紹
介を超えた「専門性の高い人材の育成や派遣」「再就業に
課題を抱える方の復職支援」「訪問看護やへき地等での職
業紹介」への注力を期待する。
看護職にとって働きやすい・魅力的な環境づくりのため、
都道府県を中心とした、地域の医療機関等との対話・処遇
改善に向けた働きかけが重要。
■ハローワーク
夜勤が難しい・時短勤務等、求職者の希望に合うよう、
事業者に求人の分割や工夫を提案したり、他社の求人の例
を示した助言を行っている。
■民間職業紹介事業者
看護師が日常的に接点を持つメディアを有し、転職を考
え始める方に早く働きかけることが可能。求職者には、
「どうして看護師になりたいと思ったのか」から始め、こ
れまでの道のりとこれからの未来について、問を投げかけ
話してもらうことに注力している。
同時に、求人側がどのような患者・利用者にサービスを
提供しており、今後どうしたいと考えているのか、ニーズ
を十分に把握し社内で情報共有しながらマッチングを行っ
ている。
■ハローワークとナースセンターの連携
職業紹介機能については、全国ネットワークを有するハ
ローワークの強みを活かしつつ、ナースセンターは専門性
を活かした「地域の医療機関や医療資源に関する情報提
供」「復職支援」「離職防止・定着支援」を行うことで、
より効果的な求職者支援を期待する。
ナースセンターもハローワークも就職件数が成果目標と
されているため、今後は連携を促進する観点での成果目標
の設定が必要。
■ナースセンターの機能強化
都道府県ナースセンターは人員に限りがあることが多く、
組織的な課題を単独で解決するのが難しい場合があるため、
中央ナースセンターや都道府県が業務標準化、マネジメン
ト、ネットワークづくり等の運営支援に関わることで、都
道府県ナースセンターの組織強化が期待される。
専門的な知見より、求職している看護師の経験・特性を
踏まえたアドバイスを実施している。
復職支援のために、看護の知識・技術の研修など、多様
な研修機会を提供している点も特色となっている。
巡回相談では、実施地域の状況に明るい相談員を派遣す
る、継続支援のためにナースセンターを周知するなどの工
夫が行われている。
■ハローワークからナースセンターへの期待
ナースセンターとの間で、相談内容や求人動向、支援等
に関し定期的な意見交換をしたり、求人者・求職者につい
て、お互いに誘導し合うなどの更なる連携を希望している。
■民間職業紹介事業者の強み
履歴書添削や面接対策、自己分析などの就職支援、就職
後のフォローアップ等に特色がある。職業紹介の強みは求
職者の柔軟な働き方や待遇面の要望等を十分に踏まえて紹
介すること、医療機関や施設等の特徴を踏まえたマッチン
グ等をあげるところが多い。
■職業紹介や情報発信の方法
職業紹介について、ナースセンターは対面、電話、メー
ルが中心である一方、民間事業者はSNSの活用が進んでい
る。情報発信も、民間事業者はSNSの活用が進んでいる。
また、ハローワークの中には、オンラインでの見学会、相
談会を実施しているところもある。
ナースセンター、ハローワーク、民間職業紹介事業者がそれぞれの強みを踏まえ、今あるリソースを活かして、
能力をさらに向上させた上で役割分担し、総合的に、地域で必要とされる人材を供給できるようにすることが肝要。 14