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【参考資料5】新しい救急救命処置に関する検討状況 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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②アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与

シミュレーション研究の結果


「観察カード」を用いて10の想定症例について、アナフィラキシーとアドレナリンの適
応の判断を行う。



9消防本部の救急救命士120名を対象

①アナフィラキシー症例と類似疾患



アナフィラキシー
熱中症などの類似疾患

②研究協力消防機関






札幌市消防局
仙台市消防局
東京消防庁
高槻市消防本部
堺市消防局

③調査の対象期間
2022年10月






白山野々市消防本

東広島市消防本部
大曲仙北広域市町
村圏消防本部
弘前地区消防組合

研究結果
1. アナフィラキシーの判断については,症例によって異なり,
研究班が想定する正解率は59.2%~99.2%の範囲であった。
2. エピペン投与の判断についても症例によって異なり,研究
班が想定する正解率は68.3%~99.2%の範囲であった。
3. アナフィラキシー想定ではない症例(症例3,症例6,症例
9,症例10)において,救急救命士がアナフィラキシーと
判断し,かつエピペン投与が必要と判断した例は,症例3
では全体の1.7%(2/120),症例6では12.5%(15/120)*,
症例9では5.0%(6/120),症例10では0.8%(1/120)で
あった。
* アナフィラキシーと判断しなかったがエピペン投与が必要と回答した1名を除く

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