る支援の充実を図ること。
さらに、健全な森林を育成するため、定期的な修繕が不要な獣害対策技術の開
発を進めること。
（２）林業を担う人材の確保・育成
国産木材の供給を支える林業従事者の確保・育成や現場技能者のキャリアア
ップを進めるため、「緑の雇用」事業や緑の青年就業準備給付金などの必要な
予算を確保するとともに、林業就業者の待遇改善、所得向上に向けた労働環境
や賃金の改善を図る取組を推進すること。
また、新規就業者の確保・定着や外国人材の受入れに向けた条件整備を促進
すること。
さらに、架線系等の技術者養成研修の充実を図ること。
（３）木材需要者と木材供給者を繋ぐ仕組みの構築
国産木材の安定かつ効率的な供給体制を構築するため、国産木材を長期間集
積、保管するための貯木場の整備など、ストック機能の強化に係る予算を継続的
に確保すること。
また、原木の生産・加工・流通の効率化・低コスト化を推進するため、航空レ
ーザ計測による資源把握を始め、ＩＣＴなどを活用したスマート林業の取組に
対して積極的な支援を行うこと。
さらに、林業のデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）に繋がる、川上か
ら川下、消費者をつなぐ各種システム等の構築を促進するための取組を進める
こと。
（４）国産木材への転換促進【重点事項⑥】
外国産木材の供給量の低下や価格の高騰により国内の木材需給のひっ迫が生
じないよう、国産木材への転換を図るべく、国産材製品の流通対策、国産材製
品への転換を図る設計・施工方法の導入や普及に対する支援に一層取り組むこ
と。
（５）花粉症対策の推進【重点事項⑦】
花粉症に関する関係閣僚会議で決定された「花粉症対策の全体像」に基づく発
生源対策の推進が国産木材の利用拡大や森林整備に資することを踏まえ、花粉
症対策苗木への植替えや花粉発生源対策の意義の周知・啓発などに必要な予算
を十分に確保すること。
また、スギ等の伐採・植替えを着実に実施する上で国産材製品の需要拡大と住
宅分野や中大規模建築物等への安定的な供給を図ることが不可欠であることか
ら、木材加工流通施設の整備をはじめとした製材・合板・集成材等の国際競争力
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